Vocal The Best Disk 4
ヴォーカル・ザ・ベスト・ディスクとして特に音質・演奏共に定評のあるレコードを掲載しています。
復刻されているレコードは、元々演奏・録音共に良いために望まれて復刻されていますが、その中からレコードを実際にご購入頂きましたお客様や店主の感想をまとめてここにピックアップしました。
これらをお探しの方の参考になれば幸いです。
★★★★★ = 高音質盤の中でも特に素晴らしい音質です。 ★★★★ = 素晴らしい音質です。
限定盤等で既に入手困難となっているレコードもあります。その際はご了承下さい。
Time For 2
・オリジナルレーベル:Verve
・制作:Supper Club
・録音:1962年2月26日 〜 28日
ロサンジェルス
・規格:33rpm 180g Stereo LP
・その他:全世界750枚完全限定盤
Serial No. 付き
:DMM
・音質:★★★★
アニタ・オデイ & カル・ジェイダー 33rpm LP
<演奏>
アニタ・オデイ(vo)
カル・ジェイダー(vib)/ロニー・ヒューイット、ボブ・コーウィン、
ジーン・ハリス(p)/バーニー・ケッセル(g)/フレディ・シュライバー(b)
ジョニー・ライ、ビル・ダウディ(ds) 他
<曲目>
Side A | |
1、サンクス・フォー・ザ・メモリー | |
2、イット・シェント・ハプント・トゥ・ドリーム | |
3、ジャスト・イン・タイム | |
4、アンダー・ア・ブランケット・オブ・ブルー | |
5、ザッツ・ユア・レッド・ワゴン | |
6、ピール・ミー・ア・グレープ | |
7、マイ・シップ* | |
Side B | |
8、たまに現れる男 | |
9、ザ・パーティーズ・オーヴァー | |
10、アイ・ビリーヴ・イン・ユー | |
11、ミスター・サンドマン | |
12、スプリング・ウィル・ビー・ア・リトル・レイト・ディス・イヤー | |
13、アイム・ノット・サポーズド・トゥ・ブルー・ブルース | |
14、ウェン・ザ・ワールド・ワズ・ヤング* | |
15、ゴッド・ブレス・ザ・チャイルド* |
♪ アニタ・オデイとカル・ジェイダーの唯一の共演盤です。
オリジナル・アルバム『Time for 2』にSupper Club盤は、ボーナス・トラックとして3曲を追加しています。
ジャズとポピュラーのスタンダード ・ ナンバーをボサノバ・タッチで仕上げたとなっており、 アニタとジェ イダー両者の良さを作り出しているアルバムです。
もう入手出来ませんが、Verve盤もの凄く良い音のレコードでしたが、Supper Clubで復刻されたこのレコードも大変良い音質です。
カル・ジェイダーの瑞々しいヴァイヴとアニタのすこし乾いた歌声のコントラストが妙です! 録音年代と価格を考えれば素晴らしいと思います。
Famous Blue Raincoat 1 STEP Process
・オリジナルレーベル:Ariola Germany
・制作:IMPEX RECORDS
・録音:1986年
・マスタリング:バーニー・グランドマン
・プレス:RTI
・規格:45rpm 180g Stereo 3LP 豪華BOX
・その他:全世界7,500枚 製造限定盤。 Serial No. 付き
:1 STEP Process
・音質:★★★★★
フェイマス・ブルー・レインコート 1 STEP Process 45rpm 3LP
<演奏>
ジェニファー・ウォーンズ(vo)
スティーヴィー・レイ・ヴォーン(g)/レナード・コーエン(vo)
ロスコー・ベック(b)/ヴィニー・コイラウタ(ds) 他
<曲目>
Side A | |
1、ファースト・ウイ・タイク・マンハッタン | |
2、バード・オン・ア・ワイヤー | |
3、フェイマス・ブルー・レインコート | |
Side B | |
4、ジョアン・オブ・アーク | |
5、愛の治療法 | |
Side C | |
6、カミング・バック・トゥー・ユー | |
7、ベルナデットの詩 | |
8、ア・シンガー・マスト・ダイ | |
Side D | |
9、カム・ソー・ファー・フォア・ビューティ | |
10、ナイト・カムズ・オン* | |
Side E | |
11、暴れ馬のバラード* | |
12、イフ・イット・ビー・ユア・ウィル* | |
13、ア・シンガー・マスト・ダイ(8tr アナログ・デモ・バージョン)* | |
Side F | |
14、ジョーン・オブ・アーク(Live)* |
♪ オーディオマニア垂涎の名盤である『フェイマス・ブルー・レインコート』の35周年を記念して、最新で完全な45rpm 3LP 1 STEP マスタリングプロセスによる最新の『フェイマス・ブルー・レインコート』が発売されます。
15年位前に20周年を記念してIMPEX RECORDSの前身のCiscoから45rpm 3LP BOX盤が発売されていましたが、それ以後は33rpm LP盤のみの発売でした。
15年前の45rpm 3LPと聴き比べて見たいと思います。
IMPEX RECORDSの33rpm盤も大変素晴らしい音で、『バード・オン・ア・ワイヤー』の低音には驚かされましたが、45rpm盤では音の力感が違います。
True Analogue
・オリジナル:Groove Note RECORDS
・制作:Groove Note RECORDS
・録音:1998年 〜 2018年
・カッティング:バーニー・グランドマン
・プレス:RTI
・規格:45rpm 180g 1 Step plated 2LP
・その他:全世界1,500枚限定プレス
:Serial No.入りの完全限定盤
・音質:★★★★★
トゥルー・アナログ:グルーヴ ノート 25周年記念盤 45rpm 2LP
<演奏>
ジャシンタ、ヴァネッサ・フェルナンデス、ベニー・ウォレス
ロイ・ゲインズ/アンソニー・ウィルソン(vo) 他
<曲目>
Side 1 | |
アイ・ウォント・ユー | :ヴァネッサ・フェルナンデス |
ハートに火を付けて | :ジャシンタ |
アイル・ネヴァー・スマイル・アゲイン | :ベニー・ウォレス |
Side 2 | |
ストーミー・マンデイ・ブルース | :ロイ・ゲインズ |
堤防が壊れたら | :ヴァネッサ・フェルナンデス |
ファイアー&レイン | :ジャシンタ |
Side 3 | |
チャイナタウンのテーマ | :アンソニー・ウィルソン |
得たものに感謝する |
:ヴァネッサ・フェルナンデス |
ザ・ルック・オブ・ラブ | :ジャシンタ |
Side 4 | |
ヒア・バット・アイム・ゴーン | :ヴァネッサ・フェルナンデス |
ヒアズ・トゥ・ライフ | :ジャシンタ |
胸いっぱいの愛を | :ヴァネッサ・フェルナンデス |
♪ ジャシンタでお馴染みのGroove Note RECORDSが25周年記念として、 ヴォーカル・ファンは見逃すことの出来ない初のベスト・レコードが3月下旬にSerial No.入り限定盤として少数枚入荷します。
しかもプレスは、RTI(Record Technology, Inc.)のOne Step plated 45rpm盤となります。
更に通常のベスト・レコードは、各レコードで使用されたマスタリング済みのマスターを集めてカットされますが、Groove Note RECORDSでは 1/2インチ 76cm/sのオリジナル・マスターテープから音源を集めて バーニー・グランドマンがカットしました。
Serial No.入りの完全限定盤として入荷します。
Forgotten Dreams
・オリジナル:NAÏVE
・制作:NAÏVE
・プロデュース:クインシー・ジョーンズ
・録音:2019年
・プレス:フランス
・規格:33rpm 180g Stereo LP
・その他:限定盤
・音質:★★★★★
バッハへの手紙 33rpm LP
<演奏>
ノア(vo)/ギル・ドール(g,eb)
<曲目>
1、レース | :インベンション第1番 ハ長調 |
2、めまい | :インベンション第5番 変ホ長調 |
3、天使のすべて | :カンタータ第140番 第4曲 |
4、オー・ママ・ディア | :インヴェンション第13番 イ短調 |
5、ノー・ベイビー | :管弦楽組曲第2番より |
6、ルック・アット・ミー | :チェンバロ協奏曲 ヘ短調 |
7、マーズ | :インヴェンション第6番 ホ長調 |
8、リトル・ラヴィン | :インヴェンション第4番 ニ短調 |
9、A ペア | :シチリアーノ |
10、インヴェンション | :インヴェンション第1番 ハ長調 |
11、アヴェ・マリ | :平均律クラヴィーア曲集第1巻第1番 |
♪ バッハへの手紙と題されたアルバムは、ノア自身が英語やヘブライ語で作詞したもので、世界が抱える様々な問題を、音楽の父である「バッハ」への手紙という形にしたてて投げかけたものです。
バッハの器楽曲を、ほぼそのまま声とギターに置き換えて歌っています。
先に発売された『アフターアロジー』と同様声とギターのシンプルな演奏で、遅い夜にも針を落して聴きたくなるアルバムです。
クインシー・ジョーンズがプロデュースしたこともあるのでしょうか?
発売はバッハへの手紙の方が早いのですが、録音はこちらの方が良いと思います。
ノアの美しい歌声にかかるエコーの処理や、ご主人のギル・ドールが奏でるギターのリアルな響きは特筆ものです。
Surfacing
・オリジナル:Audiophile
・制作:2xHD
・録音:1987年11月 メリーランド
・マスタリング:ルネ・ラフランメ
・カッティング:バーニー・グランドマン
・プレス:レ・ヴィニリスト
・規格:45rpm 200g Stereo 2LP
・その他:生産枚数限定盤
・音質:★★★★★
ソフトリー 45rpm 2LP
<演奏>
シャーリー・ホーン(vo,p)
チャールズ・エイブルズ(b)/スティーブ・ウィリアムズ(ds)
<曲目>
1、ユアー・マイ・スリル
2、ディンディ
3、フォーゲット・ミー
4、サマー
5、ソフトリー・アズ・アイ・リーブ・ユー
6、ハウ・ロング・ハズ・ディス・ビーン・ゴーイング・オン?
7、マイ、ハウ・ザ・タイム・ゴーズ・バイ
8、シンス・アイ・フェル・フォー・ユー
9、アイ・ウォッチ・ユー・スリープ
♪ 1988の発売当初から内容は勿論ですが、録音の良さで評判になったアルバムを2xHDのルネ・ラフランメがマスタリングし、バーニー・グランドマンがカットした超高音質レコードです。
1987年にメリーランド州の田舎にある「Mapleshade Studio」での深夜レコーディング・セッションで、シャーリー・ホーンがこれまでに発表した作品の中で最も内省的で感情移入しやすい作品だと言われています。
流石2xHDがレコード化しただけあり、シャーリー・ホーンの歌声は恐ろしいほどリアルで、チャールズ・エイブルズのベースもよく伸びて大変気持ち良く聴くことが出来ます。
こう言うレコード多くはありません。
Duets
・オリジナル:Premonition
・制作:IMPEX RECORDSD
・録音:2000年
・マスタリング:バーニー・グランドマン
・規格:45rpm 180g Stereo 2LP
:1 STEP Process
・その他:VR-900 Super Vinyl
:全世界7,500 セット完全限定盤
・音質:★★★★★
ナイトクラブ 1 STEP Process 45rpm 2LP
<演奏>
パトリシア・バーバー(vo,p)
チャーリー・ハンター(g)/マーク・ジョンソン(b)/マイケル・アーノポル(b)
アダム・クルス(ds)
<曲目>
1、バイ・バイ・ブラックバード
2、インヴィテーション
3、イエスタデイズ
4、ジャスト・フォー・ア・スリル
5、ユー・ドント・ノー・ミー
6、アルフィー
7、枯葉
8、サマー・サンバ
9、オール・オア・ナッシング・アット・オール
10、ソー・イン・ラヴ
11、男と女
12、アイ・フォール・イン・ラヴ・トゥー・イージリー
13、ワイルド・イズ・ザ・ウィンド*
♪ ナイトクラブは、2000年にSONY-PCM3348という48chのデジタル・マルチトラック・レコーダーにより録音され、Neveのアナログコンソールでデジタルとアナログの両方のミックスダウンマスターにミックスされました。
今回バーニー・グランドマンは、アナログ・ミックスダウン・テープを使って、1 STEP Processのために新しいアナログ・カッティング・マスターを作成しました。 ヴィーニールの質にも拘り、楽器のディテール、低いノイズフロア、低域のフォーカスなど、細部にまでこだわった音作りを実現しています。
また、今回の再プレスではボーナストラック『ワイルド・イズ・ザ・ウィンド』が追加されています。
前回の『カフェ・ブルー』よりも更に熟れています。
反対にオリジナルの『カフェ・ブルー』を聞き慣れている方には解像度が上がりすぎて違和感を持たれる方もいらっしゃるかも知れません。
I Can Only Be Me
・オリジナル:Blix Street RecordsS
・制作:Blix Street Records
・録音:1989年
・マスタリング:ケヴィン・グレイ
・プレス:Quality Record Pressings
・規格:45rpm 180g Stereo 2LP
・その他:限定盤
・音質:★★★★★
私はワタシ 45rpm 2LP
<演奏>
エヴァ・キャシディ(vo)
ロンドン交響楽団
<曲目>
1、ソングバード
2、枯葉
3、ピープル・ゲット・レディ
4、ワリー・ワリー
5、タイム・アフター・タイム
6、トール・トゥリーズ・イン・ジョージア
7、アイント・ノー・サンシャイン
8、あなたは変わった
9、私はワタシ
♪ エヴァ・キャシディが録音したアルバムのボーカル・パートを分離し、クリストファー・ウィリスとエミー賞受賞のウィリアム・ロスが編曲したスコアを彼女のヴォーカルに合わせロンドン交響楽団が演奏した画期的なアルバムです。
ナット・キング・コールとナタリー・コールのデュエットで使われた最新技術がより進化し、ボーカル・パートを丹念にミックスすることで、これまでにない透明感と奥行きを実現しています。
その結果、実際に大ホールでロンドン交響楽団をバックにエヴァ・キャシディが歌っているような自然で、ホールトーン豊かな雰囲気がありオーディオ的にも素晴らしいアルバムに仕上がっています。
実際に聴いてみると確かに見事です。
ロンドン交響楽団の演奏と、既に録音されたヴォーカルが見事に一体化していてオペラの素晴らしいアリアを聴いているようです。