Vocal Records (ジャズナンバー入りのアルバムを含む)
これから入荷する主なレコード
4月以降の新入荷・再入荷予定です。
お勧め出来るレコードが入荷しました。
Shelby Lynne:Just a Little Lovin
海外オーディオメディアで絶賛のシェルビー・リンのダスティン・スプリングフィールド、トリビュートアルバムが、Analogue Productions + Quality Record Pressings から45rpm 180g 2LPで再入荷しました。
音質は驚くほど良くオーディオ・チェック用、ヴォーカルのチェック用に最適のアルバムとなっています。
特にアナログレコードの高音質ヴォーカル盤として、ジェニファー・ウォーンズ、ダイアナ・クラール、ジャシンタと共にベストセラー盤となっています。
Helen Merrill:Helen Merrill
Analogue Productionsが複刻した《ヘレン・メリル》33rpm 180g LPです。
今までに何回復刻されたでしょうか? 拙宅にも国内盤も合わせて5枚ありました。
勿論その中で最も鮮度が高く、そしてヴォーカルがリアルに聞こえるアルバムです。
ケヴィン・グレイによってリマスターされ、Quality Record Pressingsにてプレスされた音質は素晴らしいの一言です。 ヘレン・メリル独特の魅力的な声が荒くなりすぎず丁度良いです。
モノラルのレコード仕様ですが必ずステレオカートリッジで再生して下さい。
Frank Sinatra:AnalogL.A. Is My Lady
フランク・シナトラとクインシー・ジョーンズが20年振り録音したシナトラ57枚目となり最後のソロ・アルバムとなりました。
『ロス・イズ・マイ・レディ』は、ビルボード200で58位、トップジャズアルバムチャートで8位を記録しています。 ボブ・ジェームス、ジョージ・ベンソン、ライオネル・ハンプトン、レイ・ブラウン、スティーブ・ガットという豪華なミュージシャンとクインシー・ジョーンズ・オーケストラが織りなすサウンドとシナトラの歌声が見事にバランスしています。
Lyn Stanley:London Calling
ジュリー・ロンドンの最も愛されれているナンバー、『Cry Me A River』『Blue Moon』『As Time Goes By』『You The Night And The Music』などをリン・スタンリーが心を込めて歌い込んだ17曲を収めたアルバムです。
2013年のデビューアルバム『Lost in Romance』から5年後に録音されたこのアルバムも、西海岸の最高のセッションプレーヤーと共に最高のヴォーカルを聞かせてくれます。内容とオーディオのクォリティーを両立して来たスタンリーだけあり、素晴らしい音を聴かせてくれます。
Allegra Levy:Looking At The Moon
日本では多く取りあげられることの少ないアレグラ・レヴィですが、ニューヨークを拠点に活動し、ニューヨークの一流ジャズ・ホールのほとんどに出演しています。
そして、ダウンビート誌の2021年批評家投票でジャズ・ヴォーカリストのトップ10ライジング・スターに選ばれただけで無く、子供向けの音楽にも力を入れていて、2023年の国際ソングライティング・コンペティションの子供向け音楽部門での最終選考にも残りました。 さて、このアルバムですが、月にまつわるものを選び、原曲のイメージを膨らませレヴィの世界を聞かせてくれます。
Tatiana Eva-Marie:Tribute to Michel Legrand
ピアニストのジョヴァンニ・ミラバッシにミッシェル・ルグランのトリビュートアルバムを作りたいとアイディアを出したのは、歌手だけでなくモデルや女優も熟すヴォーカルのタチアナ・エヴァ・マリーからだったそうです。
このトリオ自体このアルバムの制作のために編成されましたが、レコードを聞けばわかるようにすっかりと打ち解けて今後も共演を続けるとのことです。
ルグラン作曲が7曲、そしてルグランへのトリビュート『サウンド・オブ・ラヴ』が収録されています。タチアナのヴォーカルには、ヨーロッパの味があり新鮮です。
Claire Martin:Almost In Your Arms
音の良さでも定評のあるStunt Recordsの第4作目となるこのアルバムは、クレア・マーティンとプロデューサーとエンジニアを務めるジェイムズ・マクミランが選曲した、ポピュラー音楽とジャズからでした。 映画音楽、キャロル・キング、バート・バカラックと、エルヴィス・コステロなど幅広い才能を更に示す11曲が選ばれています。 バックはマッティン・ショーステット(p)、ニクラス・フェーンクヴィスト(b)、ダニエル・フレードリクソン(ds)のスウェーデンを代表するトリオがサポートしています。 素晴らしい音質です。
Melody Gardot:The Essential
メロディー・ガルドーが、ライヴ録音、スタジオ録音と自身のキャリアの中から彼女自身が選んだ初のベストアルバムです。
24曲中、2曲のみが未発表音源で、1曲はアルバムの最後を飾るライヴ録音の『ラ・ヨローナ』そして、もう1曲は、キース・ジャレットやパット・メセニーとの共演でも知られ、2014年に亡くなった名ベーシスト、チャーリー・ヘイデンの名曲『ファースト・ソング』が収録されていますが、これは涙モノの1曲となっています。
Frank Sinatra:Come Dance with Me!
『カム・ダンス・ウィズ・ミー』は、ダンスにまつわる代表曲を集めアルバムで、他の多くのシナトラのレコードと同様に選曲や、アルバムの収録曲順にもストーリーを感じさせてくれる素晴らしいアルバムです。
ビリー・メイ指揮のオーケストラに加え、カウント・ベイシー楽団でお馴染みののトランペッターとして活躍したハリー・“スウィーツ”・エディソンもシナトラをバックアップしています。40歳になって若々しくも安定して伸びやかで明るい歌声は何時聞いても爽快な名盤です。
Anne Bisson:The Essentials
ジャズのみならずクラシックも踏襲したカナダの歌姫アン・ビソンの約15年にわたる録音からセレクトした12曲のベストアルバムです。
Pro-ject Audioが全面的にバックアップし、バーニー・グランドマンが新たにマスターを行い、高音質プレスのRecord Technology, Incにより 1STEP Processでプレスされました。
全世界3,000枚限定盤で、手書きのナンバリングが施されています。
アン・ビソンを知るには持って来いのアルバムに仕上がっています。
Stacey Kent:Songs From Other Places
ステーシー・ケントの《ソングス・フロム・アナザー・プレイス》は、ピアニストのアート・ヒラハラと録音した曲集で、ポール・サイモン、ビートルズ、ジム・トムリンソン、ノーベル賞受賞作家のカズオ・イシグロの新しいオリジナル曲をシンプルに歌っています。
アレンジはケントの夫であるジム・トムリンソンが9曲を担当し、落ち着いて深みがありケントのヴォーカルを引き立たせています。
情家 みえ:Eternne
山本 剛をはじめとする超ベテランをバックに気負い無くストレートに情家 みえが、 ジャズのスタンダードナンバーをストレートに歌っています。
歌と演奏の魅力以外に何と言っても、今では入手困難と思われる2インチ幅の78cm、24tr テープに録音し、編集作業は行わず、僅かなエコー以外エフェクターを使用せず2chにミックスダウンした極上の音を上質な盤面に刻んでいることです。こんな贅沢なレコードは今後出来ないと思いいます。
Lizz Wright:Shadow
ニューヨーク・タイムズ紙が「樽で熟成したバーボンを連想させるような、滑らかでダークな声」と絶賛去れた歌声を通して、アメリカの文化的構造を高らかに描きながら歌っています。
20余年ものキャリアの中で養われた、誰にも真似することの出来ないジャズ・ゴスペルシンガーとして際立っています。 また、歌だけでは無くTASが、Rated 5/5 Music, 5/5 Sonicsと評価した音質的にも大変優れたアルバムです。
しかし、彼女の豊な音色とソウルフルな歌声はスピーカー泣かせです。
Sarah Vaughan:Sassy
サラ・ヴォーンがハル・ムーニーと彼のオーケストラとレコーディングした『Sassy』は1956年にエマーシー・レーベルに残した素晴らしいアルバムです。サラ・ヴォーンの豊かでコントロールされた声とビブラートは、ジャズのスタンダード極にもバップ志向のフレージングを加えながら、驚異的なパフォーマンスを生み出しました。
この頃のEmArcyの録音はモノラルながら生で歌っているような、しっかりとした、手ごたえのある、本物のサラ・ヴォーンを見事に捉えています。
Eliane Elias:Time and Again
ブラジルのピアニスト、作曲家、ヴォーカリストであるイリアーヌ・イリアスが発表した2024年のアルバム『タイム・アンド・アゲイン』です。
ジャズの達人であり、そしてR&Bとポピュラー・ソングを見事に融合させたエリアス独自の魅力を披露し、魅力的なヴォーカル、音楽性やソングライターとしてのスキルは、ブラジリアン・ジャズの女王として君臨する彼女の地位を確固たるものとしています。 人生の美しさを肯定し、音楽の旅へと誘う画期的なアルバムとなっています。
Sinead O'Connor:Am I Not Your Girl ?
前作『蒼い囁き』はアメリカだけで200万枚売り上げ大ヒットになったことで、このアルバムには、プロデューサーにレコーディング・エンジニアでもあるフィル・ラーモンを迎え万全の体制で制作されました。
その甲斐あってヴォーカル・ファンには絶対にお勧めのアルバムとなりました。トリー・ジトのジャズ・テイストを加えたビッグ・バンドのアレンジも見事にオコナーのヴォーカルに華を添え盛り上げ、オコナーの透明な歌声とビッグ・バンドの対比も十分に生かされた高音質盤です。
Frank Sinatra:Sing & Dance With Frank
モノラル録音の至高フランク・シナトラの《Sing & Dance With Frank Sinatra》が、IMPEX RECORDSより複刻されました。
シナトラの歌声は生々しく、張り、伸び、それでいて甘く素晴らしい上に、ネルソン・リドル指揮/アレンジのオーケストラがこれまた完璧なバックを務め、アレンジも良いためシナトラと各パートの絡みが絶妙です。
何と言ってもシナトラの声が素晴らしく良い録音でまさに『ザ・ヴォイス』です。
Peggy Lee:Great Women of Song
ペギー・リーは、シンガー、ソングライター、女優として幅広く多彩なキャリアを積みトニー・ベネットは彼女を『女性のフランク・シナトラ』と呼び、フランク・シナトラは彼女を『すべてのヴォーカリストが学ぶべき 』と言っています。
このアルバムは、1952年から56年にかけてデッカ・レコードに残したジャズ志向の録音に焦点を当て、彼女の素晴らしいアルバム『ブラック・コーヒー』からも数曲、そして映画ファンには嬉しい《ジョニー・ギター》も収録されています。
Madeleine Peyroux:Let's Walk
マデリン・ペルーの10作目に当たる『レッツ・ウォーク』です。
全曲マデリン・ペルーのオリジナルと言う事もあり、意欲作であると思いますが、前作の『Anthem』に比べるとバックもシンプルで、曲自体がダークでこじんまりとした印象を受けました。全ての音に対して深く掘り下げ、慎重に音を選んでいるようです。その結果絶好調のアーティストならではの魅力的で気品あるアルバムに仕上がっていると思います。
Eartha Kitt:Bad Bat Beautiful
ビル・ルースのアレンジで、ビリー・メイ指揮のオーケストラをバックにアーサー・キットが自由奔放に歌います。 普段から甘口のヴォーカルに慣れている方にはちょっと刺激的かも知れませんが、何度か聞くとスパイスの利いた歌声がクセになります。例えが良いかどうかわかりませんが、ジャズ盤エディット・ピアフとでも言えそうな、美声では無くてもキットの世界に引き込まれてしまい、録音年代を考えるとかなり良い録音で、そのおかげでキットの歌の上手さも際立っています。好き嫌いはハッキリしそうですが、絶対にお勧めのアルバムです。
Best Seller:Vocal Recordsをまとめました。
約10年間、高音質ヴォーカル・レコードをご購入頂いた枚数順に1位 〜 40位までをまとめました。
限定盤や既に廃盤となってしまったレコードも含まれますが、まとめてみると高音質の名盤のオンパレードと
なりました。
ヴォーカルページのサブメニューからご覧頂けますが、下記のジャケットにもリンクしてあります。
今回は、ヴォーカル・レコードを対象にしましたが、別のジャンルも徐々に行いたいと思ます。
Selection of the Best Female Jazz Singers シリーズ
Supper Clubの新シリーズとなる5タイトルは、アイリーン・クラール『ベター・ザン・エニシング』、サラ・ヴォーン『この世のものとは思えない』、アニタ・オデイ『アニタ・オデイ & カル・ジェイダー』、
アニタ・オデイ『シングス・ザ・モースト』、サラ・ヴォーン『アット・ミスター・ケリーズ』です。
ジャケットを見ながら夜にじっくりと味わいたいアルバムばかりです。 何枚か昔の国内盤と聴き較べましたが、盤質のバラツキはあるものの音質自体はSupper Club盤に軍配が上がりました。
3極管シングルの真空管アンプにフルレンジや2Wayなどのシンプルなスピーカーで鳴らすのもお勧めです。
ヴォーカル・ファンの普段聞き、ヴォーカル・レコードを集めて行きたいという方にはピッタリです。
33rpm 180g LP 各¥3,000 (税込・送料別)
フェイマス・ブルー・レインコート 1STEP Process 45rpm 3LP 入荷しました。
レナード・コーエンの名曲に、ジェニファー・ウォーンズの素晴らしい歌声と最高の録音が全て揃った名盤として多くの人々の心を掴みました。
オリジナルの『フェイマス・ブルー・レインコート 45rpm』、『ザ・ウエル』BOX、『ザ・ハンター』、そして最新のLP『アナザー・タイム・アナザー・プレイス』まで、常にジェニファー・ウォーンズの高音質レコードを制作してきたIMPEX RECORDSでは、このオーディオマニア垂涎の名盤であるフェイマス・ブルー・レインコートの35周年を記念して、最新で完全な45rpm 3LP 1 STEP マスタリングプロセスによるレコードBOXが入荷しました。
ジェニファー、C・ロスコー・ベック、バーニー・グランドマンのオリジナル・プロダクション・チームとの協力のもとプレスをRTI、マスタリングをバーニー・グランドマン、ヴィニールはVR-900スーパー・ヴァイナルを使用します。
バーニー・グランドマンが最後のラッカーをカットした後に、このアナログ・マスターテープはジェニファー・ウォーンズの個人保管庫に永久に戻るそうです。
発売中 全世界7,500枚限定プレス 45rpm Stereo 3LP BOX Serial No. 付き ¥34,800 (税・送料込み)
Patricia Barber:Companion 1 STEP Process 45rpm 入荷しました。
1999年7月にシカゴの有名なジャズ・クラブ、グリーン・ミルで行われた3夜連続の特別公演でレコーディングされた『コンパニオン』が、IMPEX RECORDSの1 STEP Process 45rpm 2LP BOXで発売されます。
収録にあたり観客数を多くせず、ライヴというよりレコーディング・セッションのように行われていますが、観客の反応を聞けばパトリシア・バーバーは本領を発揮したことが頷けます。
バーバーの温かく息の長い声と独創的なフレージングは確かに素晴らしいのですが、本当に輝くのは彼女のアレンジです。
強力なバンドをバックに、バーバーは作曲、ピアノ演奏、そして彼女の声
が加わると新たな曲のように輝き出します。
個人的には、9分を超える『Black Magic Woman』に惹かれます。
1 STEP Processは、500枚プレスする度に新しいラッカー盤と交換し、常に最高の音質を維持できるアナログならではの贅沢です。しかし、これによりマスタリング・コストと製造コストは劇的に増加してしまいますが、ノイズが少なく、ディテールが明瞭で、低音がより深い、ディスクごとに一貫性のあるディスクを製造することができます。 通常のレコードよりも価格が高いのはこのためです。
発売中 1 STEP Process 45rpm 2LP BOX ¥24,000 (税・送料込み)