Jazz Records
これから入荷する主なレコード
4月以降の新入荷・再入荷予定です
お勧め出来るレコードが入荷しました。
Keith Jarrett:My Song
キース・ジャレットとのアルバムで思い浮かべるタイトルは?と言うと『Koln Concert』と共に上位に来る『My Song』は、CMや映画でも使われる名盤です。
ECMには珍しく可愛い子供を写したジャケットを使用しています。
特にタイトル曲のフォーク調の『My Song』は、心に残る親しみやすいメロディや透明感溢れるサウンドは誰からも受け入れられる名曲だと思います。
アメリカン・ジャズ・クァルテットの燃えるような演奏とは異なる北欧ジャズの魅力を伝えてくれます。素晴らしい音質です。
2xHD:Analog Collection Vol. 3
オリジナルがアナログでデジタル化されていない第一世代のアナログ・マスター・テープを使用したオーディオファイル・サンプラーとして定評のある2xHDのアナログ・コレクションのVol.3 です。
2xHDのサウンド・エンジニアであるルネ・ラフランメによる息を呑むような録音で、ベン・ウェブスター、ジャコ・パストリアス、バッキー・ピザレリ、シャーリー・ホーンといったジャズ界の豪華メンバーの演奏が収録されています。
早速聞きましたが、アナログの醍醐味を満喫できる高音質レコードです。
John Coltrane:Lush Life
セロニアス・モンクの影響も垣間見られるがコルトレーン独自のスタイルとの葛藤をとらえたPrestigeの名盤です。
A面はレッド・ガーランドが参加していないピアノレスのテナー・トリオで、B面はレッド・ガーランドに加えドナルド・バードも参加しています。
全曲スタンダード曲ながら、A面3曲は意欲的なピアノレスの演奏で、この後コルトレーンはピアノレスの演奏を行っていません。
伸び伸びとリラックした演奏が
Kenny Dorham:Quiet Kenny
静と動で言えば、静はこの『Quiet Kenny』そして動と言えば『Afro-Cuban』ではないでしょうか。
ひと言で言えば『Quiet Kenny』は、繊細なスウィング、個性的なサウンド、研ぎ澄まされたハーモニー・センスで、ジャズのアルバムの中でも最も心地よいアルバムだと言えると思ます。
しかし、柔らかくて暖かいトランペットの心地よい音色には音楽への熱い想いが込められています。気の置けない仲間と一緒に創り上げた名盤です。
Miles Davisr:Birth of the Blue
この『バース・オブ・ザ・ブルー』は、名盤『カインド・オブ・ブルー』が録音される1年前に同じメンバー、同じスタジオで録音されました。 しかし、あまりにも『カインド・オブ・ブルー』の評価が高くその影に隠れてしまいましたが、『バース・オブ・ザ・ブルー』は、歴史的、音楽的にも重要な意味を持ち、演奏も大変にすばらしいものです。 当時ジャズの最前線となるモーダル・ジャズを垣間見ることができ、コード進行では無く、現代のクラシック音楽での一般的なモードを使用し新しいアプローチの実験を始めていました。名盤です。
Booker Ervin:The Freedom Book
ブッカー・アーヴィンの代表作とも言われている《Book》シリーズ4部作の第1弾。
ブッカー・アーヴィンは、チャールズ・ミンガスやランディ・ウェストンとのレコーディングで好評を博し、Pressingsからリリースした一連の『ソング・ブック』シリーズで開花しました。
彼のスタイルは古典的なテキサス・テナーの伝統を超え、ビバップの複雑さにフリー・ジャズの示唆を取り入れたものだと思います。
1963年末に録音された『フリーダム・ブック』は、アーヴィンの傑作の1枚です。
Avishai Cohen:At Home
チック・コリアのオリジンに参加して多才なマルチ奏者ぶりを見せたベーシスト・ヴォーカリストとして大活躍のアヴィシャイ・コーエン通算6枚目のリーダーアルバムです。 また、自身が立ち上げた『RAZDAZ Records』の第2弾となります。
CDで発売され大ヒット曲となった『Remembering』を含む『At Home』の20周年記念としてレコードとして初登場しました。 11曲が収録されていますが、低音の魅力が存分に堪能できるベース中心の曲から、ピアノとベースのデュオの柔らかな曲調、また、ホーンも加えたものまでバラエティー豊かな演奏を披露しています。
Miles Davis Quintet:The Unissued Japanese Concerts
1964年7月にマイルス・デイヴィスが日本での初公演を行い、7月14日東京厚生年金会館でのライヴは《マイルス・イン・トーキョー》としてレコードでも発売されましたが、このレコードに収録されている7月12日の東京日比谷野外音楽堂と15日の京都市丸山公園音楽堂でのライヴは初のレコードとなります。
MONO盤で音質も決して良いとは言えませんが、(それでも昔聞いた海賊盤よりずっと良いです。) 4面聴いた後に音を聴かず、音楽を集中して聞く事ができました。 やっぱりマイルスは凄かった。
Arne Domnérus:Jazz at the Pawnshop Deluxe Edition
カンターテ・ドミノのpropriusが行った世紀のジャズの名録音です。
アルバム自体は複数のレーベルとフォーマットで何度か発行されていますが、多くのオーディオマニアが20世紀最高のジャズ録音に挙げています。
レネ・ラフランメが徹底改良したNAGURAから再生された音を、バーニー・グランドマンがマスタリングしています。
録音の行われた小さなジャズ・クラブ Jazzpuben Stampenのあたかも目前で演奏を
聞いているような錯覚を起こしてしまうほど自然な音場感も魅力的です。
Gerry Mulligan:Gerry Mulligan Meets Ben Webster
ジェリー・マリガンとベン・ウェブスターが共演した名盤です。
マリガンは、西海岸のクール・ジャズの立役者でありスムースでみずみずしくエモーショナルで、適度なバップでスウィングするリズム・セクションと共にマリガンとウェブスターが素晴らしい演奏を聴かせてくれます。
確か1960年当時Verveからの発売時にモノラル盤ステレオ盤が同時に出て、2種類のジャケットで分けモノラル盤は、イラスト風のデザイン(Gene Grant)として、ステレオ盤は写真(William Claxton)を使用していたはず。でもこちらはステレオ盤。
Bill Evans:Montreux II
ビル・エヴァンス・トリオが、1970年にスイスにて開催されたモントルー・ジャズ・フェスティバルで行った演奏を録音したアルバムです。
グラミー賞を受賞した前作『アット・ザ・モントルー・ジャズ・フェスティバル』(1968年)に続く、ビル・エヴァンスのモントルー・コンサート録音の第2弾としてリリースされました。 前作がVerveからCTIに変更となり、それに伴い音質の変化もあります。ビル・エヴァンスの復刻で定評のあるElemental Musicより発売中です。
Tommy Flanagan: Overseas
『ジャズの詩人 』としても知られるトミー・フラナガンの初リーダーアルバムです。
ハードバップ全盛の時代の空気感がはっきりと伝わってくるような雰囲気の良い陽気なセッションです。名盤ひしめく肥沃な50年代のなかでも注目のアルバムです。
このアルバムは、1957年夏にツアーを行っていたスウェーデンで制作されました。『チェルシー・ブリッジ』『リラクシング・アット・カマリロ』やオリジナル曲『エクリプソ』など魅力的なプログラムとなっています。
長い間入手困難でしたが、Analogue Productionsから少数枚入荷しました。
Gerry Mulligan:Night Lights
ジェリー・マリガンが1963年にフィリップスからリリースしたデビュー作です。
むかし油井 正一さんがパーソナリティーをされていたFM東京の深夜番組『アスペクト・イン・ジャズ』のテーマ音楽としショパンの 《プレリュード:ホ短調》を使われていました。
アート・ファーマー、ボブ・ブルックマイヤー、ジム・ホールなど馴染みの友人たちをバックにリラックスして洗練されたクールなジャズ・バラードをバラエティーに富んだ親しみのある演奏が楽しめます。
Thelonious Monk Septet:Monk's Music
セロニアス モンクと彼のセプテットが1957年に発表したアルバムです。
4管を含むセプテット(7重奏)を中心としたアルバムで、ジャズ界の巨人達が共演したこのアルバムには、ジョン コルトレーン、コールマン ホーキンス (ts)、アート ブレイキー (ds)、レイ コープランド (tp) などの錚々たる顔ぶれです。
『日暮れてやみはせまり』から、モンクの下手上手な演奏を中心とした6曲目の『クレプスキュール・ウィズ・ネリー』までの中にモンクの世界が詰め込まれています。
セロニアス モンクと彼のセプテットが1957年に発表したアルバムです。
Ben Webster:See You at the Fair
ベン・ウェブスターのアメリカでの最後のレコーディングで、最高傑作の一つとも言われる誉れ高いImpulse!の名盤です。
アメリカでは、流行遅れの演奏とみなされていたが、55歳のウェブスターは、演奏スタイルはともかく、演奏自体はまだまだ全盛期で、ウェブスターの音色は例えが無いほど美しいです。 『誰かに見られている』や 『スターダスト』『わが恋はここに』は特に美しいと思います。
Sonny Stitt:Blows the Blues
ソニー・ステットが、1959年Verveに残した3枚のうちの1枚です。
ソニー・スティットのブルースは魅力的なのですが、私にはあまりブルース臭さ、重さを感じさせないと感じるブルースの演奏です。
バックのピアノトリオである、ルー・レヴィ(p)、リロイ・ヴィネガー(b)、メル・ルイス(ds)という西海岸の軽やかでカラッと乾いたサウンドによりソニー・ステットのサックスも影響されたのかも知れません。
Oliver Nelson:The Blues & The Abstract Truth
オリヴァー・ネルソンの代表作と言われ、サックス奏者としてだけでは無く作曲家・アレンジャーとしての実力が満開で、ブルース魂を音楽に込めて伝えたいと願い完成させたアルバムだと思います。ネルソンはこのアルバムで、強力なモダンジャズメン6人を結成しました。リードトランペットのフレディ・ハバード、アルトサックスのネルソンとエリック・ドルフィー 、ビル・エヴァンスのピアノ、ベースのポール・チェンバース、ドラムのロイ・ヘインズというメンバーです。ネルソンとビル・エヴァンスとの共演はこのアルバムだけとなりました。 1曲目の『Stolen Moments』は有名で、ジャズのスタンダードとなっています。
Rufus Reid & Caelan Cardello :Rufus Reid Presents Caelan Cardello
ベースのルーファス・リードは、長いキャリアの中でケニー・バレル、ドナルド・バード、サド・ジョーンズ、デクスター・ゴードンなどとの共演でも実力を発揮してきたベテラン・ベーシストです。
2023年1月、ニューヨーク・ジャズ・ピアノ・フェスティバル・マラソンで、若手ピアニストのケーラン・カルデロと共演したこのライヴ録音が大好評です。
初顔合わせに近い状況で良くここまで完成した演奏が出来るのか不思議です。 アメリカでもバカ売れで入荷してもすぐに売れてしまうベストセラーアルバムです。
Sonny Rollins:Tenor Madnes
この『テナー・マッドネス』は、ソニー・ロリンズを一流のテナー・サックス奏者として確立させた録音であり、ジョン・コルトレーンとロリンズが共演した唯一の録音でもあります。
二人は1956年に出会い、1950年代半ばの半ばのテナー・サックスのあり方を決定的にして、多くのサックス奏者や多くの人々にとって一つの基準となりました。
ジャズ・ファンなら誰でも知っているタイトル曲だけでなく、魅力的なオリジナル曲『Paul's Pal』や『My Reverie』も収録されています。
John Coltrane:Coltrane
コルトレーン30歳、Prestigeと専属契約で自身の名を付けた初のリーダーアルバム。
1曲目の『バカイ』でぐっと引き付けられ『コートにすみれを』でうっとりさせられ、『タイム・ウォズ』で、明るくミディアム・テンポで乗せられます。
此処までのピアノは、レッド・ガーランドで、B面からはマル・ウォルドロンに変わります。コルトレーン作曲の『ストレート・ストリート』、演奏される事の少ない『ホワイル・マイ・レディ・スリーブス』に続き、スプローン、シバブのトランペットとバリトン・サックスも加わり『クロニック・ブルース』で完結です。
Booker Ervin:The Somg Book
ブッカー・アーヴィンの代表作とも言われている《Book》シリーズの中でも人気ナンバーワンがこの『ザ・ソング・ブック』です。
スタンダード曲でまとめたため、アーヴィンのアルバムの中で一番聞きやすいとも言われています。
『The Lamp Is Low』(原曲は、ラヴェル:亡き女王のためのパヴァーヌ)も収録されています。 トミー・フラナガンの好サポートを得て、有名なスタンダード曲にフリー・ジャズの視線から新たな生命を吹き込んだ名盤です。
Zoot Sims、Sonny Rollins、Ben Webster:SAX SAX SAX Vol.1
『Sax Sax Sax』は、2xHDの持つアナログ・マスターから集められた、偉大なジャズ・サックス奏者による15曲の演奏を特に音質に配慮して制作されています。 この作品集は当初デジタル・ダウンロード・フォーマットでリリースされ、瞬く間にトップセラーとなりました。
レコードでは、全て最新の真空管装置を使用しているバーニー・グランドマン・マスタリングにてリマスターされ、33rpmの2枚組アルバム・セットです。こんな豪華なベスト・アルバムも少なくVol.1と言うことなので、Vol.2にも期待出来ます。
Sonny Rollins:Saxophone Colossus
1956年録音、ジャズ史上に燦然と輝く名盤『サキソフォン・コロッサス』。
名手トミー・フラナガンのピアノをバックにしてのロリンズ節は、まるで歌のようでもあります。カリプソのリズムが楽しい《セント・トーマス》は一度聴いたら忘れない魅力です。 また、《モリタート》は、1960年にボビー・ダーリンが新たなタイトルと歌詞で《マック・ザ・ナイフ》としてリバイバル・ヒットさせています。
Analogue Productions盤はマスタリングをケヴィン・グレイが担当し、肝心のプレスをQuality Record Pressingsが行っている高音質盤です。
1964年マイルス来日ライヴ 日比谷野外音楽堂 + 丸山公園音楽堂 初レコード化
1964年7月にマイルス・デイヴィスが日本での初公演を行い、7月14日に行われた東京厚生年金会館でのライヴは《マイルス・イン・トーキョー》としてレコードでも発売されました。
しかし、このレコードに収録されている7月12日の東京日比谷野外音楽堂と15日の京都市丸山公園音楽堂でのライヴはCDでの発売はありましたが、レコードでの発売は初めてとなります。
また、ジョージ・コールマンのあとに入団したテナー・サックスのサム・リバースとマイルスの共演は、日本の来日ライヴ以外に録音は見当たらなく、また、京都市丸山公園音楽堂での演奏は当時から特に素晴らしい演奏として語り継がれています。
レイ・ブラウン『 Soular Energy』 45rpm盤 Analogue Productions 入荷しました。
Groove Note、Pure Audiophile、Analogue Productions、そしてKing Recordのスーパー・アナログ・ディスクなどからも発売されていたレイ・ブラウン・トリオの人気盤が、名エンジニア、ケヴィン・グレイのマスタリング、Quality Record Pressings による45rpm 2LP仕様で再登場します。!
オスカー・ピーターソン・トリオの名ベーシストとしても知られているレイ・ブラウンがジーン・ハリスを誘い完成させたアルバムです。
ブルース・フィーリングが盛り込まれたジーン・ハリスの演奏は、ピーターソンと同様にブラウンの演奏と見事にマッチしています。
ブラウンのリーダー作となっていますが、第一線から遠ざかっていたハリスの復帰作としても知られ、また、Concordの高音質録音としても有名です。
私の記憶に間違いが無ければ、Analogue Productionsから最後に発売されたのは2013年だったと思います。約10年振りの再プレス盤となります。
TAS Rated 5/5 Music, 5/5 Sonics のIMPEX RECORDS 《Ellington Indigos》45rpm
AMPEX 300 (MONO)
ⒸHistory of Recording
1957年にColumbia Recordに録音したデューク・エリントンの名盤『エリントン・インディゴ』を聞いてビッグ・バンドにハマってしまった方も多いのでは?
この名盤がエリントンの没後50年と『エリントン・インディゴ』の録音から65周年を記念してIMPEX RECORDSから45rpm 180g盤 全世界 1,000枚限定のインディゴ・パープル色にて発売されます。
『エリントン・インディゴ』は、当時のColumbia録音陣が最新鋭の真空管テープ・デッキAMPEX 300 にて録音した名録音盤で、演奏は勿論ですが、音質の良さにも定評がありました。
67年前のテープ・デッキで録音された音とは思えない素晴らしい音質です。
IMPEX RECORDSが2012年に復刻した33rpm盤の『エリントン・インディゴ』
は、ケヴィン・グレイのマスタリング、今回の45rpm盤は、バーニー・グランドマンのマスタリング、プレスは共にRecord Technology, Incとなります。
33rpm盤も素晴らしい音質でしたが、45rpm盤は辛口で滅多に最高点を付けないTASが、45rpm盤『エリントン・インディゴ』に、音楽 5/5、音質 5/5 と最高点を付けたことです。