Best Records 2024
2024年に発売された新譜や復刻されたレコードで、こちらのShop.で輸入・販売したレコードの中から、
特に耳をひいた?レコードを店主の独断と偏見でご紹介します。
(新リマスター盤・完全限定盤、また現在プレス切れのレコードなども含みます。)
Shop.で販売するレコードはなるべく多く自身でも購入してお勧め出来るかどうかを決めていますが、音楽は趣味の世界のもので、当然好き嫌いがあります。
音質も再生する環境や再生装置の相性で聞こえ方も違うことをご理解頂きご覧下さい。
2024年は、4ジャンル 各5タイトル計20タイトルとなりました。
音質の ★ は、5ッ星が最も優れていますが、レコードは音質だけで価値が決まりません。
レコード選びの参考にしていただければ幸です。
Interpreti Veneziani Vivaldi in London
ヴィヴァルディ・イン・ロンドン 33rpm 2LP
<演奏>
ヴェネツィア室内合奏団
ジョヴァンニ・アガッツィ、ジュリアーノ・フォンタネッラ
ニコラ・グラニッロ(vn)/ルカ・ランツァート、F・ザンチェッタ(vn)
ソニア・アマディオ(vl)/ダヴィデ・アマディオ(vc)/A・リジエロ(cb)
アルベルト・マロン(hrp)
<曲目>
Side A | |
1、ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 ロ短調 | |
・第1楽章/・第2楽章/・第3楽章 | |
2、 :ヴァイオリン協奏曲 二短調 | |
・第1楽章/・第2楽章/・第3楽章 | |
Side B | |
3、ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 変ロ長調 | |
・第1楽章/・第2楽章/・第3楽章 | |
4、 :ヴァイオリン協奏曲 ハ調調 | |
・第1楽章/・第2楽章/・第3楽章 | |
Side C | |
5、ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲 イ短調 RV. 419 | |
・第3楽章 アレグロ | |
6、 :チェロ協奏曲 イ短調 RV. 421 | |
・第3楽章 | |
Side D | |
7、ヴィヴァルディ:ヴァイオリンとチェロの為の協奏曲 イ長調 | |
・第1楽章/・第2楽章/・第3楽章 | |
8、 :ヴァイオリンとチェロの為の協奏曲 変ロ長調 | |
・第1楽章/・第2楽章/・第3楽章 |
♪ ヴィヴァルディ、タルティーニ、コレッリの協奏曲などをダイレクト・カッティングによる素晴らしい音質で聞かせてくれた《ヴィヴァルディ・イン・ベニス》の次作と言える《ヴィヴァルディ・イン・ロンドン》が同じくChasing the Dragonのダイレクト・カッティングにて7年振りに新発売されました。
《ヴィヴァルディ・イン・ベニス》をお持ちの方はご存知のようにダイレクト・カッティングの威力は絶大です。
Bingen
ビンゲンのセクエンツィアとヒムヌス集 33rpm LP
<演奏>
エマ・カークビー(s)/クリストファー・ ペイジ (dir)
ゴシック・ヴォイセズ、エミリー・ファン・エーヴラ、H・ホールデン
ジュディス・スティル(s)/マーガレット・フィルボット(ca)
アンドルー・パロット、ホワード・ミルナー(t)
ドーリーン・マスケット(sym)/ロバート・ホワイト(ld)
<曲目>
Side A | |
1、鳩はじっと見つめていた | |
2、めでたし、 高潔な御方 | |
3、おお火のような精霊よ | |
4、おおエルサレムよ | |
Side B | |
5、おお聖体よ | |
6、めでたし、おお葉の茂りし若枝よ | |
7、おお忠実なる街の舞の長 | |
8、おお聖堂よ |
♪ クリストファー・ ペイジにより結成された声楽アンサンブル、ゴシック・ヴォイセズの名盤中の名盤『セクエンツィアとヒムヌス集 神の息のかかった翼』が高音質レコードで復活します。このレコードは、1982/1983年のイギリス グラモフォン賞で古楽部門賞を受賞しました。
この後、最古の女流作曲家の一人と言われるビンゲンの作品を多くの古楽グループが取り上げるようになり、これがきっかけで現在では多くの古楽演奏会のメニューに入るようになりました。
ゴシック・ヴォイセズのアンサンブルはシンプルで美しく音場が左右のスピーカーより広く広がり、残響も豊で自身のシステムがワンランク上がったように聞こえます。
ウエストミンスター合唱団の《大いなる神秘》をお好きな方なら絶対に満足されるアルバムです、
Bruckner
マーラー:交響曲第1番 二長調《巨人》 33rpm LP
<演奏>
ヤッシャ・ホーレンシュタイン指揮
ロンドン交響楽団
<曲目>
Side A | |
1、マーラー:交響曲第1番 二長調 | |
・第1楽章 『春、そして終わることなく』 | |
・第2楽章 『花の章』 |
|
・第3楽章 『順風に帆を上げて』 |
|
Side B | |
・第4楽章 『座礁、カロ風の葬送行進曲』 |
♪ 名演奏・優秀録音のライセンス盤を数多くリリースしているSilkroad Musicが交響曲第3番に続きヤッシャ・ホーレンシュタイン指揮/ロンドン交響楽団の名盤『マーラー:交響曲第1番』を復刻しました。フルトヴェングラーのアシスタントの経験から指揮スタイルは影響を受けています。
《巨人》というと昔からブルーノ・ワルター/コロムビア交響楽団の演奏で、特に馴染んでしまった耳にはこんなテンポ?、こんな音色?と発見の山盛です。
聞き終わってみると、凄い!と言える名演です。ロンドン交響楽団が奏でる深みのある独特な音色も魅力です。
Mahler
マーラー:交響曲全集 33rpm 17 LP BOX
<演奏> ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
Disk 1 | |||
交響曲第1番 二長調《巨人》 | 2019年3月29日 | ||
ダニエル・ハーディング指揮 | |||
Disk 2・Disk 3 | |||
交響曲第2番 ハ短調《復活》 | 2018年12月15日 | ||
ルーシー・クロウ(s)/G・ロンベルガー(ms)/中部ドイツ放送合唱団 | |||
アンドリス・ネルソンス指揮 | |||
Disk 4・Disk 5 | |||
交響曲第3番 二短調 |
2014年6月13日 | ||
G・ロンベルガー(ms)/ベルリン国立大聖堂少年合唱団/放送合唱団 | |||
スターボ・ドゥダメル指揮 |
|||
Disk 6 | |||
交響曲第4番 ト長調 | 2014年3月22日 | ||
クリスティアーネ・カルク(s) | |||
ヤニック・ネゼ=セガン指揮 | |||
Disk 7・Disk 8 | |||
交響曲第5番 嬰ハ短調 |
2018年10月27日 |
||
グスターボ・ドゥダメル指揮 | |||
Disk 9・Disk 10 | |||
交響曲第6番 イ短調 | 2020年1月25日 | ||
キリル・ペトレンコ指揮 | |||
Disk 11・Disk 12 | |||
交響曲第7番 ホ短調 |
2016年8月26日 |
||
サー・サイモン・ラトル指揮 | |||
Disk 13・Disk 14 | |||
交響曲第8番 変ホ長調《千人の交響曲》 |
2011年9月18日 |
||
エリカ・ズンネガルド、スーザン・ブーロック、A・プロハスカ(s) | |||
リッリ・パーシキヴィ、N・シュトゥッツマン(a)/J・ボータ(t) | |||
デビット・ウィルソン=ジョンソン(br)/ジョン・レリエ(b) |
|||
中部ドイツ放送合唱団/ベルリン国立大聖堂少年合唱団・放送合唱団 |
|||
サー・サイモン・ラトル指揮 | |||
Disk 15・Disk 16 | |||
交響曲第9番 ニ長調 | 2017年12月3日 | ||
ベルナルド・ハイティンク指揮 | |||
Disk 17 | |||
交響曲第10番 嬰ヘ長調 より《アダージョ》 | 2011年5月18日 | ||
クラウディオ・アバド指揮 | |||
♪ ベルリン・フィル・レコーディングスはこれまで、Deutsche Grammophonなどのレコード・レーベルとは異なる独自のテーマに沿ったBOXをリリースしてきました。その中でも、作曲家に焦点を当てたブラームス、ベートーベン、ブルックナーはダイレクト・カッティングなど演奏のみならず圧倒的な高音質レコードとしても評価され、今回はマーラーの交響曲全集へと繫がりました。
ベルリン・フィルとマーラーの繋がりは、1895年にマーラー自身が交響曲第2番を初演した事に遡ります。
今回のマーラー交響曲全集は、ハーディング、ネルソンス、ドゥダメル、ネゼ=セガン、ペトレンコ、ラトル、ハイティンク、アバドの8人の指揮者による全集となり、いづれもベルリン・フィルハーモニーでのライブ録音です。
先行発売されたCD仕様は、レコード芸術 2021年4月号 特選盤となっています。
The Power of the Keyboard
ザ・パワー・オブ・ザ・キーボード 45rpm LP
<演奏>
ネイサン・ベン = イェフダ(pf)
アストラル・ミックステープ (vn、vc、pf、sym)
<曲目>
Side A | |
1、ハイドン:ピアノソナタ第40番 ト長調 | |
・第1楽章 アレグレット・インノチェンテ | |
・第2楽章 プレスト |
|
2、スカルソープ:ノクターナル | |
Side B | |
3、アストラル・ミックステープ:女神の庭 | |
4、 :セブン・ハロー |
♪ 南カリフォルニア生まれの、ピアニスト、ネイサン・ベン = イェフダは、クラシック・ピアニストとして活躍する一方で、モンテヴェルディからリムスキー=コルサコフまでの古典音楽を再創造し、生まれ変わらせる革新的なクロスオーバー・カルテット、アストラル・ミックステープのメンバーとしても活動しています。
A面のハイドンは、ピアノ録音の中でも傑出した美しさを誇り、エレガントで魅了する演奏から、自然に現代のオーストラリア人作曲家ピーター・スカルソープによる「ノクターナル」へと繫がります。
B目では、シェヘラザードやヴォーン・ウィリアムズの『ミックステープ 』の断片が組み合わされた『女神の庭』とオリジナル曲の『セブン・ハロー』が収録され、現代のピアノ四重奏とも言える新たな発見をさせてくれます。
Jazz Record
Waltz for Debby UHQR 200g 45rpm 2LP BOX SET
ワルツ・フォー・デビー UHQR 45rpm 2LP BOX
<演奏>
ビル・エヴァンス(p)
スコット・ラファロ(b)/ポール・モチアン(ds)
<曲目>
Side A | |
1、愚かなり我が心 | |
2、ワルツ・フォー・デビー | |
Side B | |
3、デトゥアー・アヘッド | |
Side C | |
4、マイ・ロマンス | |
Side D | |
5、サム・アザー・タイム | |
6、マイルストーンズ |
♪ 1961年6月25日に名門ジャズ・クラブ、ヴィレッジ・ヴァンガードで行われたビル・エヴァンストリオのライヴ録音で、《ワルツ・フォー・デビー》と《サンデイ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード》の2枚を合わせると、当日のライブ演奏のほぼ全容を聴くことが出来、このビル・エヴァンスのアルバムの中でも最も人気の高いと言っても良いアルバムをAnalogue Productionsが満を持してUHQR 45rpm 200g 2LP BOXにて発売です。
音質はやはり違います。音楽全体に雑味が無く、ライヴ感がよりリアルになりました。
観客の笑い声やグラスの交わる音は自然で、誇張感がありません。
肝心のエバンスのピアノもクリアですが、温かみがあり心地よく、ラファロのベースは早いパッセージでもしっかりと運指がわかります。
モチアンのドラムも特にスネアの広がりが明確になりました。
リバーサイド・レコーディングスの中の《ワルツ・フォー・デビー》とも聞き比べましたが、盤質とプレスの違いが大きいと思います。
これにより先にも書きましたが、雑味がなくクリアで暖かい音調です。
Sunday at the Village Vanguard UHQR 200g 45rpm 2LP BOX SET
サンデイ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード UHQR 45rpm
<演奏>
ビル・エヴァンス(p)
スコット・ラファロ(b)/ポール・モチアン(ds)
<曲目>
Side A | |
1、グロリアズ・ステップ | |
2、マイ・マンズ・ゴーン・ナウ | |
Side B | |
3、ソーラー | |
Side C | |
4、不思議の国のアリス | |
Side D | |
5、オール・オブ・ユー | |
6、ジェイド・ヴィジョン |
♪ 1961年6月25日に名門ジャズ・クラブ、ヴィレッジ・ヴァンガードで行われたビル・エヴァンストリオのライヴ録音で、11日後に交通事故で、亡くなったスコット・ラファロの追悼盤として『ワルツ・フォー・デビー』より先に発売されました。
こちらのアルバムでは、スコット・ラファロのソロが多く聴かれる曲を中心に選曲されており、ラファロのしなやかで美しいベースワークをより多く聴くことが出来ます。
このビル・エヴァンスのアルバムの中でも最も人気の高いと言っても良いアルバムをAnalogue Productionsが満を持してUHQR 45rpm 200g 2LP BOXにて発売です。
Soular Energy
ソーラー・エナジー 45rpm 2LP
<演奏>
レイ・ブラウン(b)
ジーン・ハリス(p)/ゲリック・キング(ds)/レッド・ホロウェイ(ts)*
エミリー・レムラー(g)*
<曲目>
Side A | |
1、君にそっくり | |
2、クライ・ミー・ア・リヴァー | |
Side B | |
3、ティーチ・ミー・トゥナイト | |
4、A列車で行こう | |
Side C | |
5、七転八起のブルース* | |
6、ザッツ・オール | |
Side C | |
7、イージー・ディズ・イット | |
8、スウィート・ジョージア・ブラウン |
♪ 以前に Groove Note、Pure Audiophile、Analogue Productions、そしてKing Recordのスーパー・アナログ・ディスクなどから発売されていた、レイ・ブラウン・トリオの人気盤が、名エンジニア、ケヴィン・グレイのマスタリング、Quality Record Pressings 45rpm仕様で再登場!
オスカー・ピーターソン・トリオの名ベーシストとしても知られるレイ・ブラウンがジーン・ハリスを誘い完成させたアルバムです。
ブルース・フィーリングを盛り込むジーン・ハリスの演奏はピーターソンと同様にブラウンの演奏と見事にマッチしています。
ブラウンのリーダー作となっていますが、第一線から遠ざかっていたハリスの復帰作としても知られ、また、Concordによる高音質録音としても有名です。
私の記憶に間違いが無ければ、Analogue Productionsから最後に発売されたのは2013年だったと思います。約10年振りの再プレスです。
早速試聴しましたが、これだけ抜けが良く豪快さにストレスの無い演奏(音)を復刻盤で聴いたのは久し振りでした。
同レコードの33rpm盤をお持ちの方、ぜひお聴きください。
45rpmの素晴らしさをより実感できます。
Jazz at the Pawnshop Deluxe Edition
ラファロ 33rpm LP
<演奏>
アルネ・ドムネルス (as, cl)
ラース・エルストランド (vib)/ベンクト・ハルベルク (p)
ゲオルク・リーデル (b)/エーギル・ヨハンセン (ds)
<曲目>
Side A | |
1、ライムハウス・ブルース | |
2、アイム・コンフェッシン | |
3、ハイ・ライフ | |
Side B | |
4、ストラッティン・ウィズ・サム・バーベキュー |
|
5、ジープス・ブルース |
|
6、スタッフィー |
|
Side C | |
7、レディ・ビー・グッド |
|
8、ヒアーズ・ザット・レイニー・デイ | |
9、バルバドス | |
Side D | |
10、ハウ・ハイ・ザ・ムーン |
|
11、テイク・ファイヴ | |
12、エヴリシング・ハプンズ・トゥ・ミー |
♪ カンターテ・ドミノのpropriusが行った世紀の名録音です。が、こちらは2xHDのNAGURA 70周年記念アルバムに続くアナログレコードです。アルバム自体は複数のレーベルとフォーマットで何度か発行されていますが、多くのオーディオマニアが20世紀最高のジャズ録音に挙げています。
2xHDのエンジニアであるレネ・ラフランメは、NAGURA、dCS Ltd、Kronos Audioなどに設計と支援を行い、革新的な録音・マスタリングエンジニアとして、オーディオマニア市場のベストサウンド賞を70以上受賞しています。
レネ・ラフランメが徹底改良したNAGURAから再生された音を、バーニー・グランドマンがマスタリングし、現在最も注目されているカナダのレ・ヴィニリストによる200g盤となって発売されます。
名盤『アンチフォン・ブルース』でも有名なアルネ・ドムネルスとの距離が更に縮まりそうです。
この名盤・名録音盤をproprius、2xHD、AudioNautes Recordingsの
現在3社のレコードで購入出来るようになっています。
その中でもこのレコーどは最高ランクのレコードです。
Jazz at the Pawnshop: Late Night
シェイプ & サウンド 33rpm LP
<演奏>
アルネ・ドムネルス (as, cl)
ラース・エルストランド (vib)/ベンクト・ハルベルク (p)
ゲオルク・リーデル (b)/エーギル・ヨハンセン (ds)
<曲目>
Side A | |
1、フレネシ | |
Side B | |
2、グッベン・オッホ・カリンゲン | |
Side C | |
3、ジープ・ブルース(テイク2) | |
Side D | |
4、ハイ・ライフ | |
5、ムード・インディゴ |
♪ アルバムタイトルの『レイト・ナイト』とは、『ミュージシャンたちが自分たちの楽しみのために演奏する特別な時』を指していて、ジャズ録音の最高峰として愛され続けて居る『ジャズ・アット・ザ・ポーンショップ』の演奏の終わりに楽器を片付けて家に帰る前、ジャズ・ミュージシャンはしばしば自分たちのために演奏する事があり、このレコードは、彼らがくつろいで楽しそうに演奏しているところを、そのまま聞かせてくれます。
バンド・メンバーがステージに戻り、楽器を手に取って演奏を始める様子までリアルに聞くことができます。
保管庫より数十年ぶりに発見された『レイト・ナイト』は、録音されたオリジナルのマスターテープを2xHDのエンジニア、ルネ・ラフランメがマスタリングを行い、45rpm盤としてバーニー・グランドマンがカットしています。
Popular Record
Stardust
ウォーキン・アフター・ミッドナイト 33rpm LP
<演奏>
ベン・ウェブスター(ts)
ブルーノ・ナスタ(vn)/ブルーノ・ナスタ(eg)/クリス・ビオンド(b) 他
<曲目>
Side A | |
1、ウォーキン・アフター・ミッドナイト | |
2、ブルー・スカイズ | |
3、ネクスト・タイム・ユー・シー・ミー | |
4、サマータイム | |
5、ハニーサックル・ローズ | |
6、ルート66 | |
7、エイント・ノー・サンシャイン | |
Side B | |
8、フィーバー | |
9、ダウン・ホーム・ブルース | |
10、ウェイド・イン・ザ・ウォーター | |
11、チーク・トゥ・チーク | |
12、ウォント・ビー・ロング |
♪ エヴァ・キャシディが、気の置けない小編成のミュージシャンをバックに最高のヴォーカルを聴かせてくれます。
12曲中のほとんどは、以前のアルバムにも別バージョンが収録されていますが、今回のアルバムでは、ヴァイオリンのブルーノ・ナスタが加わり、一味違ったサウンドとなっています。
フォーク、ロック、ポップ、ジャズ、リズム & ブルースと何でもござれというアルバムで、つい、つい繰り返して聴いてしまいます。
エヴァの亡くなった丁度1年前に録音されたこのアルバムは、小編成と言うこともあり、エヴァのヴォーカルはより透明で美しく心に刺さります。また、宝物が1枚増えました。
Duet
ウォーキン・アフター・ミッドナイト 33rpm LP
<演奏>
リタ・ウィルソン(vo)
<曲目・デュエット>
Side A | |
1、クレイジー・ラブ | :キース・アーバン |
2、愛はどこへ? | :スモーキー・ロビンソン |
3、スリップ・スライディン・アウェイ | :ウィリー・ネルソン |
4、レット・イット・ビー・ミー | :ジャクソン・ブラウン |
5、マサチューセッツ | :レスリー・オドム・ジュニア |
Side B | |
6、ファイアー | :エルヴィス・コステロ |
7、イフ | :ティム・マグロウ |
8、アイル・ビー・ゼア | :ジミー・アレン |
9、ウィズアウト・ユー | :ヴィンス・ギル |
10、ソングバード | :ジョシュ・グローバン |
♪ リタ・ウィルソンが「70年代の曲で、自分のルーツを讃えたかった」「あの時代の作詞作曲に大きな感謝の気持ちを表したかった。
50年経っても、これらの曲が今でも意味を持ち続けているということ」とコメントし、このレコーディングにウィリー・ネルソン、ジャクソン・ブラウン、ジョシュ・グローバン、ティム・マグロウ、スモーキー・ロビンソン、エルヴィス・コステロなどの大物アーティストがデュエットで賛同しています。
リタの透き通るような歌声と現代の最高の男性歌手とのデュエットはオリジナル曲に新たな魅力を加えています。
Forever Our Love Remains
フォーエヴァー・アワー・ラヴ・リメインズ 33rpm LP
<演奏>
ジュリエン・テイラー(vo)
<曲目>
Side A | |
1、テイク・オン・ミー | |
2、ビコーズ・ユー・ラヴド・ミー | |
3、ラヴ・ウィル・ティア・アス・アパート | |
4、ア・サウザンド・イヤーズ | |
5、アイ・ノウ・アイラヴド・ユー | |
Side B | |
6、スウィート・ドリームス | |
7、ユー・アー・ノット・アローン | |
8、アイ・ドント・ウォナ・トーク・アバウト・イット | |
9、ライト・ヒア・ウェイティング・フォー・ユー | |
10、ハード・トゥ・セイ・アイム・ソーリー | |
11、ヘビーすぎる |
♪ スコットランド出身のジュリエン・テイラーの最新アルバムとなり、前作の『ホエン・ウィー・アー・ワン』から8年振りのアルバムとなります。
『Take On Me』『Love Will Tear Us Apart』『Sweet Dreams』の新カバー曲3曲と名曲『I Knew You I Loved You』『I Don't Want To Talk About It』『A Thousand Years』にも彼女独自のアレンジを加えて新たな魅力を加えています。
彼女の歌声を引き立てるケルトとの融合は聞いていても本当に心地よいサウンドです。
シャンタル・シャンベランの『テンプテーション』と同じEvosoundのレコードは素晴らしい。
Selling England by the Pound
月影の騎士 45rpm 2LP
<演奏>
ジェネシス
ピーター・ガブリエル(vo)/スティーヴ・ハケット (g)
トニー・バンクス(key,bvo)/マイク・ラザフォード(b)
フィル・コリンズ(ds,vo*)
<曲目>
Side A | |
1、ダンシング・ウィズ・ザ・ムーンリット・ナイト (月影の騎士) | |
2、アイ・ノウ・ホワット・アイ・ライク | |
Side B | |
3、ファース・オブ・フィフス | |
4、モア・フール・ミー* | |
Side C | |
5、ザ・バトル・オブ・エッピング・フォレスト | |
6、アフター・ジ・オーディール: | |
Side D | |
7、ザ・シネマ・ショウ |
|
8、アイル・オブ・プレンティ |
♪ ジェネシス5枚目のスタジオ・アルバムです。
アメリカではゴールドディスクを獲得し、2曲目の『アイ・ノウ・ホワット・アイ・ライク』はシングルとしてカットされ全英21位を記録して、ジェネシス初のヒット・シングルとなりました。
『エッピングの森の戦い』というタイトルのように物語本のような質を帯び、短編小説、寓話、おとぎ話を集めたように見えますが、しっかりとしたロックアルバムです。フィル コリンズの歌う『More Fool Me』のように、痛々しいほどに繊細さもあります。
この繊細なバランスの妙がこのアルバムを最高傑作にしていると言えるでしょう。
Atlantic Recordの75周年を記念して同レーベルの名盤をAnalogue Productions + Quality Record Pressingsが45rpm 2LPにて新たに復刻する記念限定盤となります。
Crosby, Stills & Nash
クロスビー、スティルス&ナッシュ 45rpm 2LP
<演奏>
クロスビー・スティルス & ナッシュ
デヴィッド・クロスビー、スティーヴン・スティルス、グレアム・ナッシュ
<曲目>
Side A | |
1、組曲:青い眼のジュディ | |
2、マラケッシュ行急行 | |
Side B | |
3、グウィニヴィア | |
4、泣くことないよ | |
5、プリ・ロード・ダウン | |
Side C | |
6、木舟 | |
7、島の女 | |
8、どうにもならない望み | |
Side D | |
9、ロング・タイム・ゴーン | |
10、49のバイ・バイズ |
♪ フォークロックのスーパーグループ、クロスビー、スティルス&ナッシュが1969年にアトランティックレコードから発売したデビュー・アルバムです。
ニール・ヤングが加わる前のバンド唯一のアルバムとなっておりトップ40シングル『Marrakesh Express』と『Suite: Judy Blue Eyes』を含み1969年8月23日の週に米国ビルボードホット100で28位、1969年12月6日の週に21位にランクインしています。
アルバム自体は、米国ビルボードトップポップアルバムチャートで6位にランクインし、400万枚を超える売り上げで、RIAAから4度のプラチナ認定を受けています。
Vocal Record
The Essential
エッセンシャル 33rpm 2LP
<演奏>
メロディー・ガルドー(vo)
チャーリー・ヘイデン(b)/フィリップ・バーデン・パウエル(p)
ベーン・ギレス(vib)パウリーン・ダコスタ(prc)
ラリー・ゴールヂングス(org)アンディー・マリナフ(tb)
ヴィニー・コラーユタ(ds) 他
<曲目>
Side A | |
1、ベイビー・アイム・ア・フール | |
2、イフ・ザ・スターズ・ワー・マイン | |
3、セズ・マニフィック | |
4、モーニング・サン | |
5、スウィート・メモリー | |
6、ミラ | |
7、虹の彼方に | |
Side B | |
8、心配な心 | |
9、アワー・ラヴ・イズ・イージー | |
10、愛の歌 | |
11、懐かしき恋人たちの歌 | |
12、レ・エトワール (ライブ) | |
13、バラ色の人生 | |
Side C | |
14、ファースト・ソング | |
15、この愚かな心はあなたを愛することができた | |
16、ワンス・アイ・ワズ・ラヴド | |
17、消えゆく太陽 | |
18、ムーン・リバー | |
Side D | |
19、ユア・ハート・イズ・アズ・ブラック・アズ・ナイト | |
20、イフ・アイ・テル・ユー・アイ・ラヴ・ユー | |
21、フー・ウィル・コンフォート・ミー | |
22、ラヴ・ミー・ライク・ア・リヴァー・ディーズ | |
23、バッド・ニュース (ライヴ) |
|
24、ラ・ヨローナ (ライヴ) |
♪ メロディー・ガルドー15年あまりのキャリアの中から自分自身が選んだ初のベストアルバムです。
24曲中、2曲のみ未発表音源で、1曲はアルバムの最後を飾るライヴ録音の『ラ・ヨローナ』そして、もう1曲は、キース・ジャレットやパット・メセニーとの共演でも知られる名ベーシスト、チャーリー・ヘイデンの名曲『ファースト・ソング』をヘイデンと一緒に録音した涙モノのトラックが収録されている絶対にお勧めのアルバムです。
You Are There
ユー・アー:ゼア 33rpm 2LP
<演奏>
ロバータ・ガンバリーニ(vo)
ハンク・ジョーンズ(p)/ジョージ・ムラーツ(b)*
ウィリー・ジョーンズ Ⅲ (ds)*
<曲目>
Side A | |
1、ユー・アー・ゼア | |
2、その時が来たら | |
3、ピープル・タイム | |
4、ホエン・ライツ・アー・ロー | |
5、ディープ・パープル | |
Side B | |
6、スターダスト | |
7、ジャスト・スクイーズ・ミー | |
8、レミニッシング | |
9、サパータイム | |
Side C | |
10、サムシング・トゥ・リヴ・フォー | |
11、みずみずしい人生 | |
12、ユアー・ゲッティング・トゥ・ビー・ア・ハビット・ウイズ・ミー | |
13、カム・サンデー | |
14、ハウ・アー・シングス・イン・グロッカ・モーラ? | |
Side D | |
15、スカイラーク* | |
16、ボディ・アンド・ソウル* | |
17、クール・ブリーズ* | |
18、ラッシュ・ライフ* |
♪ 2004年に録音された『イージー・トゥ・ラヴ』の翌年にハンク・ジョーンズとのデュエットで録音されました。(*印はライヴ録音。)
『イージー・トゥ・ラヴ』でグラミー賞にノミネートされ、今回の『ユー・アー・ゼア』では、2009年にフランスのジャズ・アカデミーから《ジャズ・ヴォーカル・グランプリを受賞》し更にジャズ・ジャーナリスト協会から《今年の女性ジャズ・シンガー》に2度選ばれています。
前作に比べ、少しだけ控えめで、ハンク・ジョーンズのピアノに寄り添うように歌っています。
Sassy
サッシー 33rpm LP
<演奏>
サラ・ヴォーン(vo)
ハル・ムーニー指揮/ハル・ムーニーオーケストラ
<曲目>
Side A | |
1、ラッシュ・ライフ | |
2、アイム・ザ・ガール | |
3、シェイク・ダウン・ザ・スターツ | |
4、アイブ・ゴット・サム・クライング・トゥ・ドゥ | |
5、マイ・ロマンス | |
6、アイ・ラブド・ヒム | |
Side B | |
7、ロンリー・ウォーマン | |
8、アイム・アフレイド・ザ・マスカレード・イズ・オーヴァー | |
9、ザ・ボーイ・ネクスト・ドアー | |
10、オールド・フォークス | |
11、オンリー・ユー・キャン・セイ | |
12、ア・サイナー・キッスド・アン・エンジェル |
♪ サラ・ヴォーンがハル・ムーニーと彼のオーケストラとレコーディングした『Sassy』は1956年にエマーシー・レーベルに残した素晴らしいアルバムです。サラ・ヴォーンの豊かでコントロールされた声とビブラートは、ジャズのスタンダード極にもバップ志向のフレージングを加えながら、驚異的なパフォーマンスを生み出しました。
この頃のEmArcyの録音はモノラルながら生で歌っているような、しっかりとした、手ごたえのある、本物のサラ・ヴォーンを見事に捉えています。
ハル・ムーニー指揮のオーケストラも良い味を出してサラをサポートしているお勧めのレコードです。
Shadow
シャドー 33rpm LP
<演奏>
リズ・ライト(vo)
アダム・レヴィ、クリス・ブルース(g, key)/トリーナ・バス、
アルン・ラママーシー、C・ヒューズ、エリザベス・ブラスウェイト(vn)
ジェフ・ヤン(vl)/メリッサ・バッハ(vc)/アンジェリーク・キジョー(vo)
ミシェル・ンデゲオチェロ(b)/ブランディ・ヤンガー(hrp) 他
<曲目>
Side A | |
1、スパロウ | |
2、ユア・ラヴ | |
3、ルーツ・オブ・マーシー | |
4、スウィート・フィーリング | |
Side B | |
5、ディス・ウェイ | |
6、ロスト・イン・ザ・ヴァレット | |
7、アイ・コンセントレート・オン・ユー | |
8、サークリング | |
9、アイ・メイド・ア・ラヴァーズ・プレイヤー |
♪ ニューヨーク・タイムズ紙が「樽で熟成したバーボンを連想させるような、滑らかでダークな声」と絶賛された歌声を通して、アメリカの文化的構造を高らかに描きながら歌っています。20余年ものキャリアの中で養われた、誰にも真似することの出来ないジャズ・ゴスペルシンガーとして際立っています。
また、歌だけでは無くtasが、Rated 5/5 Music, 5/5 Sonicsと評価した音質的にも大変優れたアルバムです。
しかし、彼女の豊な音色とソウルフルな歌声はスピーカー泣かせです。
Bad but Beautiful
バァド・バット・ビューティフル 33rpm LP
<演奏>
アーサー・キット(vo)
ビル・ルース指揮のオーケストラ
<曲目>
Side A | |
1、オール・アイ・ウォント・イズ・オール・ゼア・イズ & ゼン・サム |
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2、ドゥ・イット・アゲイン | |
3、イッツ・ソー・ナイス・トゥ・ハヴ・アラウンド・ザ・ハウス | |
4、甘い生活 | |
5、ローラ・ローラ | |
6、ア・レディ・ラヴズ | |
Side B | |
7、ラヴ・フォー・セール | |
8、オールウェイズ・トゥ・ユー・イン・マイ・ファッション | |
9、ホワット・ローラ・ウォンツ | |
10、ダイヤモンドは女の子の親友 | |
11、ネヴァー・オン・サンデー | |
12、グッド・リトル・ガールズ |
♪ ビル・ルースのアレンジで、ビリー・メイ指揮のオーケストラをバックにアーサー・キットが自由奔放に歌います。
普段から甘口のヴォーカルに慣れている方にはちょっと刺激的かも知れませんが、何度か聞くとスパイスの利いた歌声がクセになります。
例えが良いかどうかわかりませんが、ジャズ盤エディット・ピアフとでも言えそうな、美声では無くてもキットの世界に引き込まれてしまい、録音年代を考えるとかなり良い録音で、そのおかげでキットの歌の上手さも際立っています。
好き嫌いはハッキリしそうですが、絶対にお勧めのアルバムです。