Best Records 2021
2021年に発売された新譜や復刻されたレコードで、こちらのShop.で輸入したレコードの中から、特に耳をひいた?レコードを店主の独断と偏見でご紹介します。
(新リマスター盤・完全限定盤、また現在プレス切れのレコードなども含みます。)
Shop.で販売するレコードはなるべく多く自身でも購入してお勧め出来るかどうかを決めていますが、音楽は趣味の世界のもので、当然好き嫌いがあります。
音質も再生する環境や再生装置の相性で聞こえ方も違うことをご理解頂きご覧下さい。
新型コロナの影響が如実に現れプレス自体が大幅に減少したことから復刻新譜や新録音新譜、再プレスも減少しました。
こんなこともあり今年は各ジャンル6タイトル計18タイトルと絞りました。
音質の ★ は、5ッ星が最も優れていますが、レコードは音質だけで価値が決まりません。
レコード選びの参考にしていただければ幸です。
Classical
J.S.Bach
・オリジナルChasing the Dragon
・制作:Chasing the Dragon
・録音:2019年 〜 2020年秋
・エンジニア:マイク・ヴァレンタイン
・マスタリング:ジョン・ウェバー
・プレス:ドイツ Optimal
・規格:33rpm 180g Stereo 5LP BOX
・その他:32ページ豪華ブックレット
:限定生産盤
・音質:★★★★★
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 全曲 33rpm 5LP BOX
<演奏>
ジャスティン・ピアソン(vc)/ペドロ・シルバ(5 String vc)*
キャサリン・ロックヒル(vc)**
<曲名>
J.S.バッハ | :無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 |
:無伴奏チェロ組曲第2番 ニ短調 | |
:無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 | |
:無伴奏チェロ組曲第4番 変ホ長調 | |
:無伴奏チェロ組曲第5番 ハ短調 | |
:無伴奏チェロ組曲第6番 ニ長調* | |
バッハ = シューマン | :チェロ組曲第3番 ハ長調 ピアノ伴奏編** |
♪ Chasing the Dragonから初の豪華BOX LP の登場です。
BOX仕様からも如何にこのレコードに力を入れているか分かります。
レコード録音はChasing the Dragon御用達のNeumann U47を2本、NordostのODIN2ケーブルでマイクアンプのFocusrite Red 1 Quad
(特別仕様)からダイレクトにSony APR-5000に入力されています。
高音質の裏側は、シンプル・イズ・ベストです。
この他にデジタル用としてNagra 6 、Tascam DA-3000等で同時に収録されたようです。
録音風景を見ますと、どうしてもシャルランの影響が強く見られ、やはりクラシック録音の王道はワンポイント録音だと思えてしまいます。
そして、実際にこのレコードを聴いてしまうと、あまりの素晴らしさにマイクは2本で十分なのでは・・・と実感してしまいます。
バッハの無伴奏チェロ組曲と言えば、Speakers Corner Recordsから
発売されていたヤーノシュ・シュタルケルの33rpm 3LPやAnalogue Productionsから発売されたシュタルケルの45rpm盤が思い出されますが、音の目指した方向が異なり、リアルではありますが、こちらはあくまでも美しく教会の響とチェロの音色が一体化してリラックスしながらゆったりと深くバッハの音楽を味わえるレコードです。
間違いなくJ.S.バッハ無伴奏チェロ組曲の最高峰としてお勧め出来るレコードです。
Mussorgsky / Ravel / Stravinsky
・オリジナルレーベル:Sony Classical
・制作:Music On Vinyl
・録音:2015年8月23日 ~ 26日 ベルリン
フンクハウス・ナレーパシュトラッセ ザール
・規格:33rpm 180g Stereo 2LP
・その他:入手困難盤
・音質:★★★★★
カレードスコープ 33rpm 2LP
<演奏>
カティア・ブニアティシヴィリ(pf)
<曲目>
ムソルグスキー | :展覧会の絵 |
・第1プロムナード | |
・小人(グノーム) | |
・第2プロムナード | |
・古城 | |
・第3プロムナード | |
・テュイルリーの庭 | |
・ビドロ(牛車) | |
・第4プロムナード | |
・卵の殻をつけた雛の踊り | |
・サムエル・ゴールデンベルクとシュムイレ | |
・第5プロムナード | |
・リモージュの市場 | |
・カタコンベ - ローマ時代の墓 | |
・死せる言葉による死者への呼びかけ | |
・鶏の足の上に建つ小屋 - バーバ・ヤガー | |
・キエフの大門 | |
ラヴェル | :舞踏詩《ラ・ヴァルス》 |
ストラヴィンスキー | :《ペトルーシュカ》からの3楽章 |
・ロシアの踊り | |
・ペトルーシュカの部屋 | |
・謝肉祭の日 |
♪ カティア・ブニアティシヴィリの4作目となるアルバムです。
展覧会の絵、ラ・ヴァルス、ペトルーシュカからの3章、いづれもブニアティシヴィリにしては奇をてらったところが無く作品に真っ向から取り組んだ素晴らしい演奏です。
個人的に今まで聴いた同ピアノ曲のレコード中では1、2を競う優秀録音盤です。ダイナミックレンジが広いため、ピアニッシモやフォルテッシモの部分ではカートリッジ、プレーヤー、イコライザーのクォリティーがモロに影響すると思います。
ブニアティシヴィリの演奏だけでなくピアノの録音も満足出来るお勧めのレコードです。
Berlioz
・オリジナルレーベル:Challenge Classics
・制作:Challenge Classics
・録音:2021年3月13日 アートン・スタジオ
・規格:33rpm 180g Stereo LP
・その他:ダイレクト・カッティング・レコード
:完全限定盤
・音質:★★★★★
コルンゴルド:弦楽四重奏曲集 33rpm LP
<演奏>
アルマ弦楽四重奏団
マーク・ダニエル・ヴァン・ビーメン(1st.vn)/ベンジャミン・ペレド(2nd.vn)
ジェロエン・ワンドストラ(vl)/クレメント・ペイニュ(vc)
<曲目>
コンゴルド | :弦楽四重奏曲第2番 変ホ長調 1933年完成 |
:弦楽四重奏曲第3番 二長調 1945年完成 |
♪ 現在のチェコで生まれ幼い頃から作曲の才能を示しモーツアルトの再来と呼ばれるほどの神童ぶりを発揮しました。9才の時に作曲した「カンタータ」を聴いたマーラーは、「天才だ」と叫んだという。
その後、戦争のためアメリカに亡命し生活のため映画音楽の作曲を行ったが、美しい旋律、優れた管弦楽法は、緩みきった映画音楽業界に革命をもたらしたという。 「ロビンフッドの冒険」「永遠の処女」「楽聖ワグナー」などの映画音楽を作曲。
弦楽四重奏曲第2番は無調性音楽に染まらなかったコルンゴルドならではのロマン派的音楽で、ヨハン・シュトラウス 2 世やリヒャルト・シュトラウスと響き合うようなウィーン音楽のイメージに満ちています。
弦楽四重奏曲第3番は彼がアメリカで作曲した映画音楽の為に書いたテーマを素材に用いたもので、作曲家自身が鬱状態の時期に書かれたこともあり、よりダークな雰囲気です。
この演奏は、オランダのアートン・スタジオにおいてダイレクトカッティングされた貴重で高音質なレコードで、コルンゴルドという聞き慣れない作曲家の作品だと思ってはもったいない。決して難しい音楽ではありません。むしろ聞いていて心安らぐ音楽ですね。
また、Challenge Classicsのダイレクトカッティングが弦楽四重奏曲の独特の響きを細部に渡るまで捉えて収録しています。
Ysaye
・オリジナルレーベル:hanssler
・制作:hanssler
・録音:2017年 ミュンヘン
・録音エンジニア:セバスチャン・キーネル
・プレス:ドイツ パラス
・規格:33rpm 180g Stereo 2LP
・その他:残念ですが廃盤となりました。
・音質:★★★★★
イザイ:6 つの無伴奏ヴァイオリンソナタ 全曲 33rpm 2LP
<演奏>
ユリア・フィッシャー(vn)
<曲目>
イザイ | :6つの無伴奏ヴァイオリンソナタ 全曲 |
・第1番 ト短調『ヨーゼフ・シゲティに献呈』 | |
・第2番 イ短調『ジャック・ティボーに献呈』 | |
・第3番 ニ短調『ジョルジェ・エネスクに献呈』 | |
・第4番 ホ短調『フリッツ・クライスラーに献呈』 | |
・第5番 ト長調『マチュー・クリックボームに献呈』 | |
・第6番 ホ長調『マヌエル・キロガに献呈』 |
♪ ユリア・フィッシャー久々の新譜は何とLPのみ発売の完全限定盤、2017年収録のイザイ無伴奏ヴァイオリン・ソナタ全曲です。
この録音はユリア・フィッシャーのファン・クラブ「JF CLUB」の会員だけがストリーミングで聴ける音源でした。しかしファンの間でもレコード化が強く期待 されており、今回全世界 500セットのみの完全限定プレスで実現されました。
ファンクラブが主体となって製作されたレコードということで音質等に不安がありましたがとんでもありませんでした。
フィッシャーのヴァイオリンを的確に、そして美しく捉えた見事な録音でした。
The Unreleased Concert At The Concertgebouw 1976
・オリジナルレーベル:The Lost Recordings
・制作:The Lost Recordings
・録音:1976年10月26日と1979年1月30日
・リマスタリング:ケヴィン・グレイ
・ラッカー盤制作:Quality Record Pressings
・プレス:Optimal
・規格:33rpm 180g Stereo 2LP
・その他:全世界2,000枚プレス Serial No.付き
:完全限定盤、入手困難盤
・音質:★★★★
1976年コンセルトヘボウでの未発表のコンサート 33rpm 2LP
<演奏>
エミール・ギレリス(pf)
<曲目>
ベートーベン | :ピアノソナタ第27番 ホ短調 |
:ピアノソナタ第26番 変ホ長調《アディユー》 | |
:ピアノソナタ第25番 ト長調 |
|
ブラームス | :4つのバラード |
シューマン | :アラベスク |
プロコフィエフ | :前奏曲 |
J.S.バッハ | :前奏曲 ロ短調 |
♪ 1976年10月26日と1979年1月30日、アムステルダムのコンセルトヘボウにて行われたコンサートのライヴ録音です。ベートーヴェン、ブラームス、シューマン、プロコフィエフなど、ギレリスが敬愛する作曲家のハーモニーの中で、静けさと緊張感を持ち、僅かな囁きにも気を配るギレルズの姿が想像できます。
強靱なタッチは健在ですが、柔らかく語りかけるようなタッチは若い頃の演奏とは違うように思います。60歳を超えて更に円熟味が増した名演だと思います。
ケヴィン・グレイのリマスタリング、アメリカのQuality Record Pressings社でメッキ加工を行いドイツのOptimal社にてプレスを行った超こだわりのレコードです。
O Magnum Mysterium
・オリジナルレーベル:The Lost Recordings
・制作:The Lost Recordings
・録音:1976年10月26日と1979年1月30日
・リマスタリング:ケヴィン・グレイ
・ラッカー盤制作:Quality Record Pressings
・プレス:Optimal
・規格:33rpm 180g Stereo 2LP
・その他:2,000枚プレス 完全限定盤
・音質:★★★★★
大いなる神秘 33rpm LP
<演奏>
ジョセフ・フランマーフェルト指揮
ウエストミンスター合唱団
<曲目>
エドガー・ベイントン | :そして私は新しい天国を見た |
モーリス・デュリュフル | :キリエ |
ウィリアム・バード | : アヴェ・ヴェルム・コルプス |
トマス・ルイス・デ・ヴィクトリ | :大いなる神秘 |
モーツァルト | :アヴェ・ヴェルム・コルプス |
ブラームス | :何も手放さないでください |
ブルックナー | :アヴェ・マリア |
プーランク |
:大いなる神秘 |
♪ 店主はChesky Recordから発売され大評判となったこのレコードを持っていますが、合唱録音の最高峰と言えるびっくるするほど豊で、再生空間が広大な大聖堂に変わったかのような広がりがあります。
個人的にはカンターテドミノより良い録音だと思います。
合唱のハーモニーが柔らかく、これぞアナログ録音という響きです。
今回Chesky Recordからのマスターテープを元にAudionautes Recordingsが新たなマスターを作りレコード化されました。
Jazz
Live At The Berlin Philharmonie 1969
・オリジナルレーベル:The Lost Recordings
・制作:The Lost Recordings
・録音:1969年11月9日
:ベルリン・フィルハーモニーホール
・リマスタリング:ケヴィン・グレイ
・ラッカー盤制作:Quality Record Pressings
・プレス:ドイツ Optimal
・規格:33rpm 180g 2LP
・その他:全世界2,000枚プレス Serial No.付き
:完全限定盤、入手困難盤
・音質:★★★★★
ライヴ・アット・ベルリン・フィルハーモニー 1969
<演奏>
サラ・ヴォーン(vo)
ジョニー・ヴィース(p)/ガス・マンキューソ(b)/エディ・プッチ(ds)
<曲目>
1、ア・ロット・オブ・リヴィン・トゥ・ドゥ
2、アンド・アイ・ラブ・ヒム
3、アルフィー
4、オン・ア・クリア・デイ
5、パッシング・ストレンジャーズ
6、ミスティ
7、アイ・クライド・フォー・ユー
8、マイ・ファニー・ヴァレンタイン
9、オール・オブ・ミー
10、テンダリー
11、フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン
12、タイム・アフター・タイム
13、ザ・トローリー・ソング
14、恋はフェニックス
15、ザ・スウィーテスト・サウンズ
16、水玉模様のドレスと月の光
17、来る日も来る日も
18、ホワット・ナウ・マイ・ラヴ
19、アイ・ハド・ア・ボール
20、そんなことは
♪ 1969年11月9日にベルリン・フィルハーモニーで録音されたリサイタルは、サラ・ヴォーンの人生の中でも特別なリサイタルとなっています。サラは、センチメンタルなメロディーを温かく、しなやかで、優美で、スウィンギングに歌い、バックを務めるトリオは、癖がなく自然で洗練された演奏でサラの魅力を引き立てています。
ケヴィン・グレイのリマスタリング、アメリカのQuality Record Pressings社でメタルマスターを制作し、ドイツOptimal社にてプレスを行った超こだわりのレコードです。
Helen Merrill
・オリジナルレーベル:Marcury
・制作:Analogue Productions
・録音:1954年12月22日、24日 ニューヨーク
・リマスタリング:ケヴィン・グレイ
・プレス: Quality Record Pressings
・規格:33rpm 180g MONO LP
・その他:入手困難盤
・音質:★★★★★
ヘレン・メリル 33rpm LP
<演奏>
ヘレン・メリル(vo)
クリフォード・ブラウン(tp)/クインシー・ジョーンズ(arr)
バリー・ガルブレイス(g)/ダニー・バンク(sx)
ジミー・ジョーンズ(p)/オスカー・ペティフォード(b)
ボビー・ドナルドソン、オジー・ジョンソン(ds)
<曲目>
1、ドント・エクスプレイン
2、ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ
3、ホワッツ・ニュー
4、恋に恋して
5、イエスタデイズ
6、ボーン・トゥ・ビー・ブルー
7、スワンダフル
♪ Analogue Productionsが複刻した《ヘレン・メリル》33rpm 180g LPです。
今までに何回復刻されたでしょうか?拙宅にも4枚ありました。
勿論その中で最も鮮度が高く、そしてヴォーカルがリアルに聞こえるアルバムです。ケヴィン・グレイによってリマスターされた音質は素晴らしいの一言です。
ジャケットも素晴らしい出来映えで、Wジャケットを開くと1955年のオリジナル・アルバムのリリースと合わせて録音されリリースされた貴重な17cm シングルのジャケット写真が表れる心憎い演出です。
Quiet Winter Night
・オリジナルレーベル:2L
・制作:2L
・録音: 2011年8月 ノルウェー教会
・エンジニア:モッテン・リンドベルグ
・プレス:ドイツ パラス
・規格:33rpm 180g Stereo LP
・その他:DXD24 bit/352.8kHz
:入手困難盤
・音質:★★★★★
静かな冬の夜 33rpm LP
<演奏>
ホフ・アンサンブル
マティアス・アイク(tp)/ボルゲ・ペーテシェン=オーヴェルライル(g)
ヤン・グンナル・ホフ(p)/アンビョルグ・リーエン(arp)
アリルド・アンデルセン(b)/ルーネ・アルネセン(perc) 他
<曲目>
1、マウンテンローズの女王
2、そっと、静かに僕らはやってくる
3、言葉と思考を共にして
4、不安がる母さん
5、歌え、歌え、つるこけもも
6、青い少年
7、山の若者
8、さあ、何が起きる?
9、火のそばで
10、タフサダンサー
11、小さく奇妙な村の子供
12、青ニッセの夕べ
13、夕べに子供たちを呼ぶ声
14、十二月の光
15、火のそばで
♪ 超高音質録音で知られる2Lのオーディオ・チェツク・レコードとしても知られる『静かな冬の夜』が入荷しました。
内容的にも素晴らしいレコードで、静かな冬の夜にみんなが暖炉に集まると絵本のようないろいろな話しが始まるという、というような北欧でのシーンを想い、グドニ・ インゲビョルグ・ハーゲンが歌詞を書き、映画音楽の作曲などで活躍するゲイル・ボーレンとベント・オー セルードが作曲しています。
ホフ・アンサンブルは、ECMで「レーベンスブルグ」や「ミッドウェスト」「スカラ」等をリリースしているマティアス・アイク(tp)や、ECMの創世記から活躍している伝説のベーシスト、アリルド・アンデルセン(b)、そしてパット・メセニーやマイク・スターンとコラボをしてきたピアニストで、アレンジャーのヤン・グンナル・ホフが中心となっています。
『静かな冬の夜』では、ヘレーネ・ボクスレ、オスネ・ヴァラン・ノルドリ、アンビョルグ・リーエンなど9人が加わりヴォーカルや美しいコーラスを聴かせてくれます。
オーディオのテストレコードとして使用されていることが十分理解できる音質です。
Antiphone Blues
・オリジナルレーベル:proprius
・制作:Audionautes Recordings
・録音:1974年
・プレス:ドイツ パラス
・リマスタリング:ピエトロ・ベニーニ
・規格:33rpm HQ-180g Premium Vinyl LP
・その他:1,000枚限定生産盤
・音質:★★★★★
Afterallogy
アンチフォン・ブルース 33rpm LP
<演奏>
アルネ・ドムネルス(sx)
グスタフ・ショクヴィスト(org)
<曲目>
1、全能の神
2、誰も知らない私の悩み
3、母のない子
4、アンチフォン・ブルース
5、美しい楽園
6、トラウメレイ
7、カム・サンデー
8、天国
9、モノトーン・リング・リトル・ベル
10、祝福された日
11、ラルゴ
♪ カンターテドミノで有名なpropriusの1975年に初版以来、大ベストセラーとなっているこのプロプリウス録音のアンチフォン・ブルースをAudionautes Recordingsが更に高音質化しました。
オリジナルのアンチフォン・ブルースは、並外れた音質と革新的な音楽内容から、世界中の音楽ファンやオーディオマニアから、ここ数十年で最高のサックス演奏の録音と言われました。
ファビオ・カモラーニのAudioNautes Recordingsは、このオリジナル盤の音を超えるため、何十枚ものテストプレスを比較して遂に成功を収めました。
クラシックの指揮者としても活躍しているグスタフ・ショクヴィストのパイプ・オルガンとアルネ・ドムネルスのサックスが教会の残響とブレンドし広大な音場感と共に語りかけてきます。
Colors & Shadows
・オリジナルレーベル:JAZZLINE
・制作:JAZZLINE
・録音:2021年3月12日
・規格:33rpm 180g Stereo 2LP
・音質:★★★★
カラーズ & シャドーズ 33rpm 2LP
<演奏>
アンドレア・モティス(tp.vo)
ルード・ブレールス(tp)/イェンス・ノイファン(bcl)/ビリーテスト(p)
マティス・セダーバーグ(btb)/ポール・ヘラー(ts) 他
マイケル・P・モスマン指揮/WDRビッグバンド
<曲目>
1、私は訳を言わなかった
2、タバカリア
3、セニョール・ブルース
4、ブリーザ
5、センス・プレサ
6、イラセマ
7、サンバ・デ・ラ
8、オラウータンを救え
9、イフ・ユー・ギブ・ゼム・モア
10、手口
♪ 女性版チェット・ベイカーと言われ世界から注目されているアンドレア・モティス。トランペットとヴォーカルとの二刀流でビッグ・バンドをバックにラテン系のメロディーを演奏します。
アストラッド・ジルベ ルトを彷彿とさせるチャーミングな歌声はビック・バンドとの相性が良くうきうきしながらも心地よくゆったりと聴けるゴキゲンなアルバムです。
また、録音も素晴らしく、左右に拡がるビッグバンドと対比するようにモティスのトランペットはスッキリと抜けが良くオーディオ・チェック用としても活躍すること間違いなしです。
それにこの価格は信じられません。
・オリジナルレーベル:NAÏVE
・制作:NAÏVE
・録音:2021年
・プレス:フランス
・規格:33rpm 180g Stereo LP
・音質:★★★★
アフターアロジー 33rpm LP
<演奏>
ノア(vo)
ギル・ドール(g)
<曲目>
1、マイ・ファニー・ヴァレンタイン
2、ジス・マスカレード
3、エニシング・ゴーズ
4、オー・ロード!
5、バット・ビューティフル
6、サムシングズ・カミング
7、コーリング・ホーム
8、ダーン・ザット・ドリーム
9、ラッシュ・ライフ
10、アイズ・オブ・レイン
11、ワルツ・フォー・ネタ
12、エブリ・タイム・ウィー・セイ・グッバイ
♪ バチカン、ホワイトハウスなどの特別な場所で歌声を披露してきたノアが、ギタリストで夫のギル・ドールとシンプルに徹したアルバムです。 ヨーロッパで絶大な人気を誇るノアですが、この声とギターを聴いたら絶対に欲しくなってしまいますね。それに激安のレコードです。
少しだけ早くレコードを聴くことが出来ました。
ジャケットの中に厚紙製の内袋の中に裸で盤が入っているという輸入盤ならではの仕様で、盤面は、一般的な輸入盤のレベルで並です。
音質は期待以上です。センターにノアが定位して適度なエコーを伴って透明で美しい歌声を聞かせてくれます。
そしてその僅か左側にノアに寄り添うようにギル・ドールのアコーステック・ギターが定位しています。
ノアの美しい声も魅力的ですが、ギル・ドールのアコーステック・ギターも素晴らしい演奏です。(ワルツ・フォー・ネタはソロ曲)本当に素晴らしいアルバムです。
Popular
Nightbird
・オリジナル:Blix Street Records
・制作:Blix Street Records
・録音:1996年1月3日 ブルース・アレー
・規格:33rpm 180g Stereo 4LP
・その他:3月末に新ジャケット・新プレスで発売
・音質:★★★★
ナイトバード 33rpm 4LP
<演奏>
エヴァ・キャシディ(vo,g)
レニー・ウィリアムス(p)/ヒルトン・フェルトン(org)
キース・グライムス(g)クリス・ビオンド(b)/レイス・マクラウド(ds)
<曲目>
1、ブルー・スカイ
2、アイント・ドイン・トゥ・バッド
3、エイント・ノー・サンシャイン
4、もしも金の糸があったなら
5、ベイビー・アイ・ラヴ・ユー
6、ハニーサックル・ローズ
7、ルート66
8、明日に架ける橋
9、バンド紹介
10、愚者の連鎖
11、フィーバー
12、枯葉
13、ファイン&メロウ
14、チーク・トゥ・チーク
15、スイングしなけりゃ意味がない
16、夜遅く
17、次に会うときには
18、ワリーワリー
19、私を川に連れて行って
20、ナイトバード
21、ピープル・ゲット・レディ
22、ザ・レター
23、プリーチャー・マン
24、ストーミー ・マンデイ
25、トール・トゥリーズ・イン・ジョージア
26、サムシングス・ガット・ホールド・オン・ミー
27、タイム・アフター・タイム
28、虹の彼方に
29、ウェルカム・トゥ・ザ・クラブ
30、キャラバン
31、あなたは変わった
32、ワンダフル・ワールド
33、もしも金の糸があったなら
♪ 1996年1月3日にブルース・アレーで行われたライヴィのノーカット盤です。『ライヴ・アット・ブルース・アレー』は、このノーカット盤32曲から13曲をセレクトしたアルバムです。
ブルース・アレーに行って聞いているような気分で最初から最後まで聞きましたが、自由自在に歌い分けられる本物のアーティストです。
エヴァ・キャシディの魅力を上手く捉えている録音で、決して高音質録音ではありませんが、ブルース・アレーのライブ会場にいるような雰囲気の音で、ワクワクしながら聴き入ることが出来ます。
より高音質でセレクトした曲を聴くには後日発売の45rpm盤を、ライブに浸りたい方にはもちらの33rpm盤をお薦めします。
でも個人的には両方持ちます。なぜって本当に素晴らしいアルバムだからです。
もっと早く知っていたかったアルバムの1枚です。
Live At The Troubadour
・オリジナルレーベル:Hear Music
・制作:Craft Recordings
・録音:2007年11月
・カッティング:バーニー・グランドマン
・プレス:Quality Record Pressings
・規格:33rpm 180g Stereo 2LP
・その他:限定盤
・音質:★★★★
ライブ・アット・ザ・トルバドール 33rpm 2LP
<演奏>
キャロル・キング(vo,p)/ジェームス・テイラー(vo,g,harm)
ダニー・コーチマー(g)/リーランド・スカラー(b)/ラス・カンケル(ds)
<曲目>
1、花
2、ソー・ファー・アウェイ
3、マシン・ガン・ケリー
4、思い出のキャロライナ
5、イッツ・トゥー・レイト
6、スマックウォーター・ジャック
7、彼女の言葉のやさしい響き
8、ウィル・ユー・ラヴ・ミー・トゥモロー
9、カントリー・ロード
10、ファイア・アンド・レイン
11、スウィート・ベイビー・ジェイムス
12、アイ・フィール・ジ・アース・ムーヴ
13、きみの友だち
14、アップ・オン・ザ・ルーフ
15、目を閉じてごらん
♪ キャロル・キングとジェイムス・テイラーの約40年ぶりの再会ライヴです。しかも二人が出会って共にライヴを行っていたロサンジェルスの伝説的クラブ、「トルバドール」の50周年記念コンサートでの再共演です。
参加メンバーも当時のメンバーが再集結してレコーディングされ、プレスはQuality Record Pressingsにて行われました。
An Evening Of New York Songs And Stories
・オリジナルレーベル:Cooking Vinyl
・制作:Cooking Vinyl
・録音:2019年3月14日 カフェ・カーライル
・規格:33rpm 180g Stereo 2LP
・音質:★★★★
ニューヨークの歌と物語の夕べ 33rpm 2LP
<演奏>
スザンヌ・ヴェガ(vo)
ジェリー・レナード(g)/ジェフ・アレ(b)/ジェイミー・エドワーズ(key)
<曲目>
1、マレーネ・オン・ザ・ウォール
2、ルカ
3、それで、町の外から何人がここにいるのですか?
4、ニューヨーク・イズ・ア・ウーマン
5、次の曲は59番街で行われます・・・
6、フランクとエヴァ
7、私は2歳半の時にニューヨークに来ました
8、ジプシー
9、フリーズ・タグ
10、ポルノグラファーの夢
11、ニューヨーク・イズ・マイ・デスティネーション
12、ニューヨークは私の目的地
13、ルーリードを初めて見たとき・・
14、ワイルドサイドを歩く
15、ラドローストリート
16、ひび割れ
17、そして今、私たちはそれらの時代についての歌を持っています・
18、ある旅
19、この曲で終わります・・・
20、トムズ・ダイナー
21、別のものをよろしいですか?
22、記念日
23、トゥームストーン
24、シン・マン
♪ 「ニューヨークの歌と物語の夕べ」と題してニューヨークのカフェ・カーライル(Cafe Carlyle)でライヴ・レコーディング盤で、代表曲の「ルカ」、「トムズ・ダイナー」など名曲を織り交ぜながら24曲を聞かせてくれます。
スザンヌ・ヴェガ自身何度もここでライヴを行い「自由で古風、そしてグラマラスなところが気に入っている」と語っている程です。
歌・演奏は勿論ですが、何とも言えないお店のお客さんとのリラックスした雰囲気が伝わる暖かいライヴで、ギター、キーボード、ベースというシンプルなバックがよりヴォーカルを引き立てています。
October
・オリジナルレーベル: Renaissance Records
・制作: Renaissance Records
・録音:1972年10月
・規格:33rpm 180g Stereo LP
・その他:限定盤
・音質:★★★★
オクトーバー 33rpm LP
<演奏>
クレア・ハミル(vo,g,p)
ティム・スミス、ウェイン・パーキンス(g)/ジャン・ルーセル(p)
スティーブ・スミス(key)/パット・ドナルドソン(b)
アラン・ホワイト、ヘンリー・スピネッティ(ds) 他
<曲目>
1、アイランド
2、トゥ・ザ・スターズ
3、今宵は共に
4、ウォール・トゥ・ウォール・カーペッティング
5、スピードブレイカー
6、永遠の若さを求めて
7、水の戦士
8、アーティスト
9、何があったの
10、シドニー・ゴージャス
11、涙で枕を濡らす日々
12、ピースフル
♪ 1972年10月の録音と言うことは、もう50年も経っていますが、やはり良いものは良いですね。
フォーク的な優しさと素朴な感性は今聞いても新鮮で、イエスのアラン・ホワイトやエリック・クラプトンのヘンリー・スピネッティなど一流のゲストが参加してバックアップしています。
彼女ならでわの独特で陰りのあるメロディーは、実に魅力的です。
デビューアルバムも素晴らしかったけれど、個人的にはそれ以上のアルバムだと思います。
Orchestrated
・オリジナルレーベル:3u Records
・制作:3u Records
・録音:2019年 ナショナル シンフォニー ホール
・規格:33rpm 180g Stereo LP
・その他:限定盤
・音質:★★★★
オーケストラアレンジ 33rpm LP
<演奏>
メアリー・ブラック(vo)
マーシャ・ハワード (vo*)
ブライアン・バーン指揮/アイルランド国立交響楽団
<曲目>
1、旅立ちの衝動
2、ノー・フロンティアーズ
3、カロリーナ・ルア
4、ポイズン・ツリー*
5、ザ・サマー・セント・ユー
6、ブレス・ザ・ロード
7、ターニング・アウェイ
8、夕暮れ時
9、アダム・アット・ザ・ウィンドウ
10、ポイズン・ワーズ
♪ 30年以上にわたって12枚のスタジオ・アルバムをリリースし、その全てがプラチナ・セールスを達成してきたメアリー・ブラックの集大成的アルバムです。
選曲はメアリー自身が行い、世界的なミュージシャンでありコンポーザーのブライアン・バーンがオーケストレーション、指揮、プロデュースを行った見事なアルバムです。
ゆっくりと丁寧に作られたアルバムはオーケストラをバックに優しく温かい歌声で世界を魅了するアイルランドの歌姫の歌声を是非お聴き下さい。
This Far
・オリジナルレーベル:Sony Records
・制作:Sony Records
・録音:1984年 〜 2010年
・リマスタリング:マイルズ・ショウェル
・規格:33rpm 180g Stereo 6LP 豪華BOX
・その他:ハーフスピードリマスター
:限定盤
・音質:★★★★
ノー・シークレッツ 33rpm LP
<演奏>
シャーデー・アデュ(vo)
スチュアート・マシューマン(sx,g)/アンドリュー・ヘイル(key)
ポール・スペンサー・デンマン(b)
<アルバム名>
1、ダイアモンド・ライフ | :1984年 |
2、プロミス | :1985年 |
3、ストロンガー・ザン・プライド | :1988年 |
4、ラヴ・デラックス | :1992年 |
5、ラヴァーズ・ロック | :2000年 |
6、ソルジャー・オブ・ラヴ | :2010年 |
♪ 2020年秋に発売された 『This Far』があっという間に完売となり、またMusic On Vinyl盤も廃盤となったためSADEのレコードを入手出来ない状態が続いていました。
『This Far』は、イギリスのアビーロード・スタジオにて、リマスタリングをマイルズ・ショウェルが担当し、Neumann VMS80によりカットされています。
マスタリングにはデジタルリミッターを使用していないためオリジナルミックスのダイナミックレンジを維持したまま、よりクリアでピュアな音質を実現しています。
廃盤となってしまったMusic On Vinyl盤と比べると確かにクリアで音の鮮度が高く聴こえます。