輪島塗アナログレコードプレーヤーキャビネット
Shop.のお客様で、伝統的指物技術と輪島塗をオーディオ製品取り込んで見事に生かされている輪島塗職人の方がいらっしゃいます。
この度の能登半島地震により大きな被害を受けられましたが、お客様のご自宅は倒壊を免れ、ご自身、ご家族もご無事だったとの連絡を頂きました。
また、仕事場にあるお客様から依頼されているプレーヤーや制作中のキャビネットも無事だったそうです。
更に中心部に近い輪島工房長屋に展示されている輪島塗のプレーヤーも奇跡的に無傷で、新潟日報紙より、奇跡を力に「負けない」・・自慢の作品 無傷で残るという見出しで掲載されていました。ホームページ上では紙面を載せることは出来ませんが、ご本人からのメールで、『仕事場のガレキの中から自分の仕事道具を掘り出して来ました。自宅で作業を再開する目途が立ちました。』『全国から災害支援に来てくださった皆さんのおかげで、電力と光回線が復旧しましたので、また制作工程の画像をインスタやブログに上げていきます。』とお知らせ頂きました。
大変な中でご連絡を頂きありがとうございました。
はじめはスピーカーBOX、今回はご自身も使われているKP-1100 (KP-9010)用の大変美しい換装用プレーヤーキャビネットを作られているのでご紹介します。
もう40年近く前に発売された商品ですが、新たな衣を纏った新KP-1100はあまり古さを感じません。
KP-1100の商品企画には私も携わっていましたので、KENWOOD最後のアナログプレーヤーとして10万円を切り、 CDにも引けを取らない高S/Nを持ち、コンパクトで最高の音質と性能を目指しましたが、外部電源まで取り入れることはコスト的に不可能でした。しかし個人でのカスタマイズなら有効です。
アテ材指物木地と輪島塗の伝統技法・布着せ本堅地による制振効果により音質を向上させたアナログレコードプレイヤーキャビネットです。
KP-1100 (KP-9010) 以外のプレーヤーなどのキャビネットも制作可能だそうです。
ご興味のある方は下記のリンクをクリックして下さい。