レコード盤とジャケットの保管例
これからご紹介する保管例は、知人のレコードコレクターが以前から「ジャケットも盤面も傷まなくて良いよ!」と言っていたものです。
いろいろな保管方法が有りますが、レコード盤とジャケットを傷めないと言うことでは良い方法だと思います。
私は、オリジナルのジャケットにレコード盤を入れていますが、ご紹介する形で保管すれば、確かに大切なジャケットも傷まないし良いと思います。
一度に総てを変更するのは無理ですが、特に大切なレコードや頻繁に聴くレコードは、この方法で補完することにしました。ご参考になさってください。
本題からズレてしまいますが、特に大切に思っているレコードということで左の「イントロデューシング」を挙げました。
2017年にCRAFTMAN RECORDSより復興された盤では無く、1980年頃に勤めていたTRIO RECORDより発売されたレコードです。
ご存知のようにこの原盤はボストンのストーリーヴィル・レコードで、ミリー・ヴァーノン以外に、テディ・キング、ジャッキー&ロイ、リー・コニッツ、リー・ワイリー、ビリー・ホリディなどの素晴らしいアルバムがあり、隠れた名盤の宝庫でした。
そんな隠れ名盤の中でも、「目玉」と言えるレコードが「イントロデューシング」でした。
さて、ここからが本題となります。
裸のジャケットのままレコードを棚等に収納されている方もいらっしゃいますが、ジャケットを痛めないという事からすれば良くありません。棚に詰めて入れれば、ジャケット同士で擦れる事もあります。
また、日光の当たる背表紙などは焼けて変色しがちです。
一般的にレコード盤を守るには内袋、ジャケットを守るには外袋が必要となりますが、これだけでは確かにレコードの出し入れだけでも、ジャケットの縁は痛んでいきます。
保管例でのお薦めは、穴あきの白ジャケットが追加で必要となります。
また、外袋にはオリジナルジャケットにのり付き外袋、白ジャケットにはレコードの出し入れがありますので、普通の外袋が良いと思います。
輸入盤は薄いセロファンで密閉されてくることが結構あります。
左はセロファンのままで、右はセロファンを取り、のり付き厚めの外袋に入れて撮影したものです。
セロファンのままでレコード棚に収納した場合、セロファンは破れて来ますし、開封部分も傷みます。
ジャケットを守るためには外袋、出来ればのり付きで密閉できる外袋に入れて収納すれば傷みは激減します。
白ジャケットに入れる内袋はポリエチレン製の丸底タイプでもかまいませんが、折角貴重なレコードを入れるなら台紙付きの内袋やグラシン紙内袋もお勧めです。
これ以外にもいろいろな形で保管されていると思いますが、レコードを楽しむためには愛情と時間が必用です。
手間がかかるからこそアナログ レコードの楽しみです。
お持ちのレコードを大切になさって下さい。