Classical The Best Disk 5
クラシック・ザ・ベスト・ディスクは、音質・演奏が特に良く定評のあるレコードを掲載しています。
復刻されているレコードは、元々演奏・録音共に良いために望まれて復刻されていますが、その中からレコードを実際にご購入頂きましたお客様や店主の感想を基にピックアップしました。
勿論その時点での新録音もあります。
音質も良いレコードをお探しの方の参考になれば幸いです。
★★★★★ = 高音質盤の中でも特に良い音です。 ★★★★ = 最上級の音質です。
J.S.Bach
・オリジナル:PENTATONE
・制作:King International
・録音:2004年12月 アムステルダム
・プレス:東洋化成株式会社
・エンジニア:ジャン=マリー・ヘイセン
・規格:33rpm 180g 6LP BOX
・その他:200セット完全限定盤
・発売日:2021年1月22日
・音質:★★★★★
J.S.バッハ:無伴奏Vnのためのソナタとパルティータ 6LP BOX
<演奏>
ユリア・フィッシャー(vn)
<曲目>
Side A |
|
1、J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 | |
Ⅰ.アダージョⅡ.フーガ Ⅲ.アレグロ | |
Side B | |
Ⅳ.シチリアーノⅤ.プレスト | |
Side C | |
2、無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番 ロ短調 | |
Ⅰ.アルマンド Ⅱ.ドゥーブル Ⅲ.クーラント Ⅳ.ドゥーブル |
|
Side D | |
Ⅴ.サラバンド Ⅵ.ドゥーブル Ⅶ.テンポ・ディ・ボレア Ⅷ.ドゥーブル |
|
Side F | |
3、無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ短調 | |
Ⅰ.ジーグ Ⅱ.フーガ | |
Side G | |
Ⅲ.アンダンテ Ⅳ.アレグロ | |
Side H | |
4、無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 二短調 | |
Ⅰ.アルマンド Ⅱ.クーラント Ⅲ.サラバンド Ⅳ.ジーグ | |
Side I | |
Ⅴ.シャコンヌ | |
Side J | |
5、無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ調調 | |
Ⅰ.アダージョ Ⅱ.フーガ |
|
Side K | |
Ⅲ.ラルゴ Ⅳ.アレグロ・アッサイ | |
Side L | |
6、無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 | |
Ⅰ.プレリュード Ⅱ.ルール Ⅲ.ロンドによるガボット | |
Side M | |
Ⅳ.メヌエットⅠ/Ⅱ Ⅴ.ブーレ Ⅵ.ジーグ |
♪ 高音質な録音で知られるPENTATONE初のアナログレコードとして発売されたフィッシャーのJ.S.バッハ無伴奏でしたが、録音・演奏は素晴らしかったものの、ジャケットに凝り?個人的に不満が残るものでした。
しかし内容は素晴らしく、短期間で完売・廃盤となっていました。
今回の新・カッティング、新プレスは、オーケストラなどに比べてダイナミックレンジの狭いヴァイオリンにはカッティング溝を広く取り余裕を持たせた仕様で、この手法はイザベル・ファウストの同曲でも実証済みです。実際の音色も素晴らしく教会での録音ですが、残響が過多になりすぎず名器グァダニーニの美音を余すところなく捉えています。
盤質も大変良く安心して演奏に集中出来ます。
また、1組曲で LP1枚 という聴きやすい形になっています。
Tchaikovsky / Shostakovich
・オリジナル:Challenge Classics
・制作:Challenge Classics
・録音:2016年5月2日 〜 4日 ロンドン
・プレス:レコード・インダストリー
・エンジニア:K・ウィルキンソン
・規格:33rpm 180g 2LP BOX
・その他:完全限定盤 Serial No. 付き
・発売日:2020年8月8日
・音質:★★★★★
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 他 33rpm 2LP
<演奏>
リナス・ロス(vn)
トーマス・ザンデルリンク指揮/ロンドン交響楽団
<曲目>
Side A | |
1、ショスタコーヴッチ:ヴァイオリン協奏曲第2番 嬰ハ短調 | |
・第1楽章 モデラート | |
Side B | |
・第2楽章 アダージョ |
|
・第3楽章 アダージョ |
|
Side C | |
2、チャイコフスキー :ヴァイオリン協奏曲 二長調 (オリジナル盤) | |
・第1楽章 アレグロ・モデラート | |
Side D | |
・第2楽章 カンツォネッタ・アンダンテ | |
・第3楽章 アレグロ・ヴィヴァチッシモ |
♪ 演奏は勿論、録音の素晴らしさでも話題となったリナス・ロスのチャイコフスキー、ショスタコーヴッチのヴァイオリン協奏曲です。
指揮者のトーマス・ザンデルリングは、クルト・ザンデルリングの子供で、父の血を引きチャイコフスキーやロシアの音楽を得意としていて、ロンドン交響楽団を大変上手くコントロールしています。
ロスは、1703年製の「Dancla」を上手く鳴らし、性格の全く異なる協奏曲を引き分けています。
発売元のChallenge ClassicsはCD・SACDで多くの優秀録音盤を出していますが、レコードでの発売は初めてとなります。
マスターはデジタル録音ですが、アナログ化にあたりエンジニアのエリック・ストーム氏は、『可能な限り圧縮せずにレコードに刻むことで、アナログテープとはまた違った素晴らしい音響効果を生む製品が出来る。』と語っているだけあり、ヴァイオリン協奏曲として演奏は勿論、録音においても最高峰と言えます。
Berlioz
・オリジナル:harmonia mundi
・制作:harmonia mundi
・録音:2019年7月16、17日
・規格:33rpm 180g Stereo 2LP
・その他:日本語解説書付き、輸入盤
・発売日:2019年12月19日
・音質:★★★★★
ベルリオーズ:《幻想交響曲》他 33rpm 2LP
<演奏>
フランソワ=グザヴィエ・ロト指揮
レ・シエクル
<曲目>
Side A | |
1、ベルリオーズ:幻想交響曲 | |
・第1楽章 夢・情熱 | |
・第2楽章 舞踏会 | |
Side B | |
・第3楽章 野の風景 | |
Side C | |
・第4楽章 断頭台への更新 | |
・第5楽章 魔女の夜会の夢 | |
Side D | |
2、ベルリオーズ:序曲《宗教裁判官》 |
♪ ベルリオーズ没後150周年最大の話題盤、ロトと手兵レ・シエクルの最新録音による《幻想交響曲》が早くもレコードで発売されます。
ロトはベルリオーズの幻想交響曲の自筆楽譜やスケッチを丹念に調べ、現代オーケストラで使用されるチューバ・ユーフォニアムの代わりに当時のオフィクレイドやセルパン等の古典楽器を使用し、ハープも4台使用するなどしてベルリオーズの描いた幻想交響曲を忠実に再現しています。
幻想交響曲の認識を覆す最新録音をぜひお聴き下さい。
♪ harmonia mundi が力を入れただけ有り現代の幻想交響曲だと思います。音質はホールトーンが豊で、解像度の低いシステムがと団子になってしまいそうです。しかし解像度が高ければ幻想交響曲の複雑な管弦楽法の中にもピントのしっかりした各楽器を探せます。
小型のスピーカーで再生したときは正直こんなもの?と思いましたが、大型スピーカーで音量を上げて聞いたときに真価を発揮してくれました。
流石harmonia mundi オーケストラのサウンドチェックにもお勧め出来るレコードです。
Bruckner
・オリジナル:Berliner Philharmoniker
・制作:Berliner Philharmoniker
・録音:2019年5月11日
・カッティング・マシン:ノイマンVMS80
・規格:33rpm 180g Stereo 2LP BOX
・発売日:2020年6月21日
・音質:★★★★★
ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調 33rpm 2LP
<演奏>
ベルナルド・ハイティンク指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
<曲目>
Side A | |
1、ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調 | |
・第1楽章 アレグロ・モデラート | |
Side B | |
・第2楽章 アダージョ | |
Side C | |
・第3楽章 | |
・第4楽章 | |
Side D | |
・盤面にハイティンクとベルリン・フィル団員によるサイン |
♪ 2019年5月11日に行われたベルナルド・ハイティンクのベルリン・フィルとの最後の演奏会、ブルックナー「交響曲第7番」がダイレクトカットLPで発売されます。
2016年に即完売したサイモン・ラトル指揮「ブラームス交響曲全集」に続くBerliner Philharmonikerの第2弾となります。
ブラームス交響曲全集と同じくワンポイント録音(MS方式)を踏襲しながら空間の雰囲気までも取り込むために2本のアンビエンス・マイクを追加し、よりホールのリアリティ感が増しているようです。
今回の録音はレコードのみで発売され他のフォーマットでの発売予定は無いそうです。
先のブラームス交響曲全集は素晴らしい録音で、ワンポイント録音の良さが全面にでましたが、今回のアンビエンス・マイクの追加でどこまでホールのリアリティ感が増しているのか楽しみです。
また、引退してしまったハイティンクの5回目のブルックナー交響曲第7番の解釈にも注目せざるを得ません。
Mahler
・オリジナル:Yarlung Records
・制作:Yarlung Records
・録音:2012年2月5日 〜 7日
・マスタリング:バーニー・グランドマン
・規格:45rpm 180g Stereo LP
・発売日:2019年8月29日
・音質:★★★★★
マーラー:美しさゆえに私を愛するなら 他 45rpm LP
<演奏>
サーシャ・クック(ms)
イェフダ・ジラッド指揮/コルバーン管弦楽団
<曲目>
Side A | |
1、アダムス :歌劇《ドクター・アトミック》より | |
・私はあなたの光の中にいますか? | |
2、マーラー :歌曲集《リュッケルトの詩による5つの歌曲》 | |
・私の歌を覗き見しないで | |
・私は仄かな香りを吸い込んだ | |
・私はこの世に捨てられて | |
Side B | |
・真夜中に | |
・美しさゆえに愛するのなら | |
3、ヘンデル :歌劇《アリオダンテ》から 不実な女…戯れよ | |
4、 :歌劇《セルセ》から オンブラ・マイ・フ |
♪ メトロポリタンオペラのメゾ・ソプラノとしても活躍したサーシャ・クックのデビューアルバムです。先にCDも発売されていますが、演奏・録音共に多くのオーディオマニアを唸らせました。
Yarlung Recordsの中でも最高音質のレコードではないでしょうか。
♪ 自分自身が描いていたマーラーの《音》がようやく見つかりました。
初めてこのレコードを聴いたときには鳥肌が立ち、思わずワーと声を出してしまいました。
レコードで聴くサーシャ・クックの声の美しさは、ここ何年かで聴いたメゾ・ソプラノの中でも飛び抜けています。絶対にお薦めできるアルバムで、最高のオーディオ・チェック・レコードです。
Beethoven
・オリジナル:R-Resonance X
:TOWER RECORDS
・制作:King International
・録音:1990年1月 〜 1992年4月
・マスタリング:辻 裕行
・カッティング:手塚 和巳
・プレス:東洋化成株式会社
・規格:33 rpm 180g Stereo 10LP BOX
・発売日:2019年11月22日
・音質:★★★★★
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 33rpm 10LP BOX
<演奏>
ウィーン・ムジークフェライン弦楽四重奏団
<曲目>
Side A | |
1、ベートーベン |
:弦楽四重奏曲第1番 へ長調 |
Side B | |
:弦楽四重奏曲第2番 ト長調 | |
Side C | |
:弦楽四重奏曲第3番 ニ長調 | |
Side D | |
:弦楽四重奏曲第4番 ハ短調 | |
Side E | |
:弦楽四重奏曲第5番 イ長調 | |
Side F | |
:弦楽四重奏曲第6番 変ロ長調 | |
Side G | |
:弦楽四重奏曲第11番 ヘ短調「セリオーソ」 | |
Side H | |
:弦楽四重奏曲第7番 ヘ長調「ラズモフスキー第1番」 | |
Side I | |
:弦楽四重奏曲第8番 ホ短調「ラズモフスキー第2番」 | |
Side J | |
:弦楽四重奏曲ヘ長調 | |
Side K | |
:弦楽四重奏曲第9番 ハ長調「ラズモフスキー第3番」 | |
Side L | |
:弦楽四重奏曲第10番 変ホ長調「ハープ」 | |
Side M | |
:弦楽四重奏曲第12番 変ホ長調 | |
Side N | |
::弦楽四重奏曲第16番 ヘ長調 |
|
Side O |
|
:弦楽四重奏曲第13番 変ロ長調 | |
Side P | |
:「大フーガ」変ロ長調 | |
Side Q・R | |
:弦楽四重奏曲第14番 嬰ハ短調 | |
Side S・T | |
:弦楽四重奏曲第15番 イ短調 |
♪ 1973年にウィーン・フィルのトップ・メンバーにより創設されたウィーン・ムジークフェライン四重奏団の演奏は、ウィーンの深い伝統を継承し、高貴な薫りを漂わせながら、気品に満ちた演奏を展開して偉大なベートーベン像を見事に描き上げています。
録音をウィーンのショッテン修道院にて行ったため、豊かな残響をふんだんに取り入れた、美しい弦の響きが部屋中に溢れます。
ベートーベンの弦楽四重奏曲には、ジュリアード弦楽四重奏団、ブダペスト弦楽四重奏団、バリリ弦楽四重奏曲団、ゲバントハウス弦楽四重奏団、アルバン・ベルク弦楽四重奏団、スメタナ弦楽四重奏団、メロス弦楽四重奏団など多くの名演があります。
このウィーン・ムジークフェライン弦楽四重奏団のレコードは、これらの名盤に勝るとも劣らない演と言っても過言ではありません。また、ホールトーンたっぷりの演奏は、心地よく耳だけで無く心をリラックスさせてくれます。一生ものと言っても過言ではありません。
J.S.Bach
・オリジナル:Mercury (3-LP Set)
・制作:Analogue Productions
・録音:1963年4月,1965年9月,1965年1月
・マスタリング:ライアン・K・スミス
・規格:45rpm 200g Stereo 6LP BOX
・発売日:2020年1月10日
・音質:★★★★★
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番〜第6番 45rpm 6LP BOX
<演奏>
ヤーノシュ・シュタルケル(Vc)
<曲名>
Side A | ||
1、J.S.バッハ | :無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 | |
Ⅰ.プレリュード Ⅱ.アルマンド Ⅲ.クーラント | ||
Side B | ||
Ⅳ.サラバンド Ⅴ.メヌエット Ⅵ.ジーグ |
||
Side C | ||
:無伴奏チェロ組曲第2番 二長調 |
||
Ⅰ.プレリュード Ⅱ.アルマンド Ⅲ.クーラント | ||
Side D | ||
Ⅳ.サラバンド Ⅴ.メヌエット Ⅵ.ジーグ |
||
Side E | ||
:無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 |
||
Ⅰ.プレリュード Ⅱ.アルマンド Ⅲ.クーラント | ||
Side F | ||
Ⅳ.サラバンド Ⅴ.ブーレ Ⅵ.ジーグ | ||
Side G | ||
:無伴奏チェロ組曲第4番 変ホ長調 | ||
Ⅰ.プレリュード Ⅱ.アルマンド Ⅲ.クーラント | ||
Side H | ||
Ⅳ.サラバンド Ⅴ.ブーレ Ⅵ.ジーグ | ||
Side I | ||
:無伴奏チェロ組曲第5番 ハ短調 | ||
Ⅰ.プレリュード Ⅱ.アルマンド Ⅲ.クーラント | ||
Side J | ||
Ⅳ.サラバンド Ⅴ.ガボット Ⅵ.ジーグ | ||
Side K | ||
:無伴奏チェロ組曲第6番 二長調 | ||
Ⅰ.プレリュード Ⅱ.アルマンド Ⅲ.クーラント | ||
Side L | ||
Ⅳ.サラバンド Ⅴ.ガボット Ⅵ.ジーグ |
♪ Speakers Corner Recordsから発売されて長年ベストセラーとなっていたシュタルケルの名盤がAnalogue Productionsから45rpm 200g 6LP BOX となっての復刻です。オリジナルの第一世代3Trackマスターテープから直接カッティングされました。
Speakers Corner盤も素晴らしい音で大評盤でしたが、45rpmを聴くと薄いヴェールがかかっていたのかと思ってしまいます。ただ、45rpm盤は薄いヴェールが剥がされても木目が細かいため荒々しさは感じられません。素晴らしい!
Wagner
・オリジナル:RCA Living Stereo
・制作:Analogue Productions
・録音:1960年2月7日、18日
・マスタリング:ライアン・K・スミス
・プレス:Quality Record Pressings
・規格:33rpm 200g Stereo LP
・発売日:2019年11月28日
・音質:★★★★★
サウンド・オブ・ストコフスキー&ワーグナー 33rpm LP
<演奏>
レオポルド・ストコフスキー指揮
シンフォニー・オブ・ジ・エアー & コーラス
<曲目>
Side A | |
1、ワーグナー:楽劇《ワルキューレ》第3幕より ワルキューレの騎行 | |
2、ワーグナー:楽劇《トリスタンとイゾルデ》第3幕への前奏曲 | |
3、ワーグナー:楽劇《ラインの黄金》ヴァルハラ城への神々の入場 | |
Side B | |
4、ワーグナー:楽劇《タンホイザー》序曲 |
♪ 1961年の発売当時、HiFi-LPレコードの代名詞とされた名録音盤。
フィラデルフィア管弦楽団やロンドン交響楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団などと多くのワーグナーを録音していますが、こちらはNBC交響楽団の後継団であるシンフォニー・オブ・ジ・エアとの数少ない共演盤です。見事な演奏と録音には脱帽です。
Beethoven
・オリジナル:Altus
・制作:Altus
・録音:1965年7月10日 東京文化会館
・録音エンジニア:若林駿介
・プレス:東洋化成株式会社
・規格:45rpm 180g Stereo 2LP
・発売日:2019年3月19日
・音質:★★★★
サウンド・オブ・ストコフスキー&ワーグナー 45rpm LP
<演奏>
レオポルド・ストコフスキー指揮
読売日本交響楽団
<曲目>
Side A | |
1、ベートーベン:交響曲第7番 イ長調 | |
・第1楽章 ポーコ・ソステヌート | |
Side B | |
・第2楽章 アレグレット | |
Side C | |
・第3楽章 プレスト |
|
Side D | |
・第4楽章 アレグロ・コン・ブリオ |
♪ 1965 年に初来日したストコフスキーと読売日本交響楽団の唯一の共演が初LP化。ストコフスキー流の木管は通常の倍に増やし 4 人ずつとなり右側、金管は中央、弦はヴァイオリンとヴィオラ が左から右に向かって並びチェロとコントラバスは最後尾の雛壇の上にそれぞれ横 1 列、という独自の楽器配置です。先ずは、驚くほど伸びている低音にご注目?ください。
日本クラシック録音界の巨匠・若林駿介氏 による完全ワンポイント録音で、個人的には、1977年のカラヤン指揮ベルリン・フィルの録音と比べずっと優れていると思います。(あれは演奏会場が悪かった。)
前へ、前へと引っ張るストコフスキーにしっかりと付いていく読売日本交響楽団も立派です。1965年当時の日本のオーケストラの名演としても45rpm盤は貴重です。
Sibelius
・オリジナル:Berliner Philharmoniker
・制作:Berliner Philharmoniker
・録音:2014年 〜 2015年 ベルリン
・規格:33rpm 180g 7LP BOX
・その他:ハーフスピード・マスタリング盤
:24bit/192 kHz ダウンロード
:クリア・レコード
・発売日:2019年11月20日
・音質:★★★★★
シベリウス:交響曲全集 33rpm 7LP BOX
<演奏>
サイモン・ラトル指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
<曲目>
シベリウス | :交響曲第1番 ホ短調 | 2015年1月28日 〜 2月6日 |
:交響曲第2番 ニ長調 | 2015年1月28日 〜 2月6日 | |
:交響曲第3番 ハ長調 | 2015年1月28日 〜 2月6日 | |
:交響曲第4番 イ短調 | 2015年1月28日 〜 2月6日 | |
:交響曲第5番 変ホ長調 |
2014年12月18日 〜 12月20日 |
|
:交響曲第6番 ニ短調 |
2015年2月7日 〜 2月9日 |
|
:交響曲第7番 ハ長調 |
2015年2月7日 〜 2月9日 |
♪ ラトル2回目のシベリウス交響曲全集で、2015年のシベリウス・イヤーに合わせて、ベルリン・フィルの主席指揮者就任時からの希望が叶った録音です。
CD盤とは異なるMS方式ワンポイント・ステレオ録音で定評のあるBerliner Philharmoniker + ライナー・マイヤールとの組み合わせはやはり素晴らしい音質でした。
レコードに刻まれたフィルハーモニーホールの豊かで、まろやかなホールトーンに包まれたベルリン・フィルの音は格別です。
Tchaikovsky
・オリジナル:Berliner Philharmoniker
・制作:Berliner Philharmoniker
・録音:2017年3月22、23日 ベルリン
・規格:33rpm 180g Stereo LP
・その他:ハーフスピード・マスタリング盤
:24bit/192 kHz ダウンロード
・発売日:2019年9月23日
・音質:★★★★★
チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調《悲愴》33rpm LP
<演奏>
キリル・ペトレンコ指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
<曲目>
Side A | |
1、チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調《悲愴》 | |
・第1楽章 アダージョ | |
・第2楽章 アレグロ・コン・グラツィア | |
Side B | |
・第3楽章 アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェ | |
・第4楽章 フィナーレ アダージョ・ラメンターテ |
♪ 2017年3月22日、23日に行われた次期首席指揮者に選出後ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と初めて共演した際のライヴ録音です。
CDとは異なるMS方式ワンポイント・ステレオ録音のためBerliner Philharmonikerのレコードは皆自然でコンサートホールの響きの良い席で聴いているような音質です。
マルチ録音からは聴くことの出来ない自然でまろやかな音質はBerliner Philharmonikeのブランドです。素晴らしい。
Bartók
・オリジナル:Everest
・制作:Analogue Productions
・録音:1960年3月 ヒューストン
・プレス:Quality Record Pressings
・規格:45rpm 200g Stereo
・その他:フラット エッジ盤
・発売日:2018年4月20日
・音質:★★★★★
バルトーク:オーケストラのための協奏曲 45rpm 2LP
<演奏>
レオポルド・ストコフスキー指揮
ロンドン交響楽団
<曲目>
Side A | |
1、バルトーク:オーケストラの為の協奏曲 | |
・第1楽章 序章 | |
・第2楽章 アレグロ・スケルッアンド | |
Side B | |
・第3楽章 エレジア アンダンテ・ノン・トロッポ |
|
・第4楽章 インターメッゾ アレグレット |
|
Side C | |
・第5楽章 フィナーレ |
|
Side D | |
※Side Aと同様 |
♪ ストコフスキーは、1925年にオーケストラ初の電気録音を行い、1932年には世界初のステレオ録音も行いました。
95年の生涯の中で約67年もの間多くの録音を行いましたが、最盛期と言われる50年代、60年代の高音質録音が少なく残念です。
このバルトークはまさにそれを伝える超貴重な高音質復刻盤です。
オーケストラの機能を駆使した作品な上、ストコフスキーならではの演出で一気に聴かせてくれます。
Tchaikovsky
・オリジナル:RCA Living Stereo Series
・制作:Analogue Productions
・プレス:Quality Record Pressings
・録音:1958年10月29日 ニューヨーク
・規格:Super Silent Disk
:33rpm 200g LP Stereo
・その他:3ch・アナログマスターから
・音質:★★★★★
チャイコフスキー:イタリア奇想曲 他 33rpm LP
<演奏>
キリル・コンドラシン指揮
RCAビクター交響楽団
<曲名>
Side A | |
1、チャイコフスキー :イタリア奇想曲 | |
・第1部 アンダンテ・ウン・ポコ・ルバート | |
・第2部 アレグロ・モデラート | |
|
・第3部 プレスト |
・第4部 プレスト - ピウ・プレスト - プレスティッシモ | |
Side B | |
2、リムスキー・コルサコフ:スペイン奇想曲 |
|
・第1部 アルボラーダ | |
・第2部 変奏曲 | |
・第3部 アルボラーダ | |
・第4部 ジターンの情景と歌 |
♪ SACDやXRCDとして発売されているのは元の音質が良い証拠ですね。
コンドラシンとRCAビクター交響楽団の演奏はどれも現在でも驚異の音質で聴かせてくれます。
先の《仮面舞踏会》が収録された前日に録音されました。《仮面舞踏会》の音にまいった方は是非こちらもお聴き下さい。
オーケストラの迫力と音色の多彩さに圧倒されます。
Mozart
・オリジナル:2L the Nordic Sound
・制作:2L the Nordic Sound
・録音:2006年5月 ノルウェー
・規格:33rpm 180g LP Stereo
・その他:DXD (352.8kHz/24bit録音)
・音質:★★★★★
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番・3番 33rpm LP
<演奏>
マリアンネ・トゥーシェン(vn)
トロンハイム・ソロイスツ
<曲目>
Side A | |
1、モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番 二長調 | |
・第1楽章 アレグロ | |
・第2楽章 アンダンテ・カンタービレ | |
・第3楽章 ロンド | |
Side B | |
2、モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 |
|
・第1楽章 アレグロ | |
・第2楽章 アダージョ | |
・第3楽章 ロンド |
♪ ソリストを取り囲む配置で録音され、驚異的な臨場感と高音質で話題となった2Lの名盤がレコードで登場です。録音フォーマットは、DSD録音の4倍のデータ量をもつDXD (Digital eXtreme Definition) 。
音質だけで無く音場チェックにも最適なレコードです。
早速購入したレコードを聴きましたが、サンプル盤と異なり盤質は良くなっています。1ヶ所のみ僅かなノイズが出る部分が有りましたが、マスターに起因するものとみられます。
それ以外はモーツァルトの音楽を絵に描いたような?華やかで明るく美しさに溢れたレコードです。
Tchaikovsky
・オリジナル:PENTATONE
・制作:PENTATONE
・録音:2006年4月 DZZ
・プレス:Pallas
・規格:33rpm 180g 2LP Stereo
・その他:日本語解説書付き
・音質:★★★★★
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 他 33rpm 2LP
<演奏>
ユリア・フィッシャー(vn)
ヤコフ・クライツベルク指揮・ピアノ*/ロシア・ナショナル管弦楽団
<曲目>
Side A | |
1、チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 二長調 |
|
・第1楽章 アレグロ・モデラート | |
Side B | |
・第2楽章 カンツォネッタ アンダンテ | |
・第3楽章 アレグロ・ヴィヴァチッシモ | |
Side C | |
2、チャイコフスキー:憂鬱なセレナード | |
3、チャイコフスキー:ワルツ=スケルツォ | |
Side D | |
4、チャイコフスキー:なつかしい土地の思い出 |
♪ 個人的な感想で申し訳ありませんが、ヴァイオリン協奏曲の定番として数多く発売されているチャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲の中でもベスト 5 に入る名演、名録音だと思っています。
SACDで聴いた限りオーケストラの各楽器のバランスやヴァイオリンの大きさ、そして何より音の美しさは例えようもありません。
PENTATONEの録音は素晴らしいものが多いのですが、その中でも際立っています。
The Royal Ballet
・オリジナル:London (CS6126)
・制作:Analogue Productions
・プレス:Quality Record Pressings
・録音:1959年1月13日〜16日 ロンドン
・エンジニア:ケネス・ウィルキンソン
・規格:45rpm 180g Stereo 5LP
・プレス:Quality Record Pressings
・その他:絵本付きジャケット 生産限定盤
・音質:★★★★★
ロイヤル・バレエ・ガラ 45rpm 5LP 絵本付き BOX
<演奏>
エルネスト・アンセルメ指揮
ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団(コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団)
<曲名>
Side A | |
1、チャイコフスキー:バレエ音楽《くるみ割り人形》より | |
・行進曲/こんぺい糖の精の踊り/アラビアの踊り(コーヒー) | |
Side B | |
・中国の踊り(お茶)/あし笛の踊り/花のワルツ | |
Side C | |
2、ロッシーニ:バレエ音楽《風変わりな店》より | |
・タランテラ/アンダンティーノ・モッソ/カンカン | |
Side D | |
3、ドリーブ:バレエ音楽《コッペリア》より | |
・序奏とマズルカ/序奏とワルツ/チャールダーシュ/人形のワルツ |
|
Side E | |
4、アダン:バレエ音楽《ジゼル》より | |
・導入とワルツ/パ・ド・ドゥとヴァリアシオン |
|
Side F | |
5、チャイコフスキー:バレエ音楽《白鳥の湖》より | |
・白鳥の踊り/パ・ド・ドゥ/ワルツ | |
Side G | |
6、シューマン:《動物の謝肉祭》より | |
・ピエロ/めぐりあい/告白/パンタロンとコロンビーヌ | |
Side H | |
7、チャイコフスキー:バレエ音楽《眠れる森の美女》より | |
・序奏―リラの精/バラのアダージョ―パ・ダクシオン/ワルツ | |
Side I | |
8、ショパン:《レ・シルフィード》より | |
・前奏曲/マズルカ/ワルツ | |
Side J カッティングなし |
♪ 伝説とも言えるオーケストラ録音の最高峰がAnalogue Productions + Quality Record Pressingsからより高音質の45rpm 200g 5LPとなって再復刻です。
♪ さすがに45rpmの威力は絶大です。低音はしっかりと出ていますが、コントラバスは軽く弾むような軽やかなボーイングに変わり、木管楽器は更に優しく柔らかくホールトーンに溶け込んでいきます。半世紀以上も前に録音されたとは思えません。レコードはこんな良い音なのです!
J.S.Bach
・オリジナル:harmonia mundi FRANCE
・制作:King International
・録音:2009年9、2011年8月、9月
:ベルリン テルデック・スタジオ
・規格:33rpm 180g 6LP Stereo
・その他:東洋化成株式会社
・ :250セット 完全限定生産盤
:日本語帯・解説書付き
・特典:イザベル・ファウスト ポストカード
・音質:★★★★★
J.S.バッハ:無伴奏Vnの為のソナタとパルティータ全曲 33rpm 6LP
<演奏>
イザベル・ファウスト(vn)
<曲目>
Side A |
|
1、J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 | |
Ⅰ.アダージョⅡ.フーガ Ⅲ.アレグロ | |
Side B | |
Ⅳ.シチリアーノⅤ.プレスト | |
Side C | |
2、無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番 ロ短調 | |
Ⅰ.アルマンド Ⅱ.ドゥーブル Ⅲ.クーラント Ⅳ.ドゥーブル |
|
Side D | |
Ⅴ.サラバンド Ⅵ.ドゥーブル Ⅶ.テンポ・ディ・ボレア Ⅷ.ドゥーブル |
|
Side F | |
3、無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ短調 | |
Ⅰ.ジーグ Ⅱ.フーガ | |
Side G | |
Ⅲ.アンダンテ Ⅳ.アレグロ | |
Side H | |
4、無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 二短調 | |
Ⅰ.アルマンド Ⅱ.クーラント Ⅲ.サラバンド Ⅳ.ジーグ | |
Side I | |
Ⅴ.シャコンヌ | |
Side J | |
5、無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ調調 | |
Ⅰ.アダージョ Ⅱ.フーガ |
|
Side K | |
Ⅲ.ラルゴ Ⅳ.アレグロ・アッサイ | |
Side L | |
6、無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 | |
Ⅰ.プレリュード Ⅱ.ルール Ⅲ.ロンドによるガボット | |
Side M | |
Ⅳ.メヌエットⅠ/Ⅱ Ⅴ.ブーレ Ⅵ.ジーグ |
♪ やはり余裕のカッティングは音質にも貢献しています。
倍音が豊かなためかふくよかさと柔らかさが更に加わり満足しました。
演奏の方はもう何も付け加える事はありません。
価格は高くなりましたが、この音ならご満足いただけると思います。
Stravinsky
・オリジナルレーベル:Everest
・制作:Analogue Productions
・録音:1959年10月 ロンドン
・リマスタリング:バーニー・グランドマン
・プレス:Quality Record Pressings
・規格:45rpm 200g 2LP Stereo
・その他:フラット エッジ盤
・音質:★★★★★
ストラヴィンスキー:バレエ音楽《春の祭典》45rpm 2LP
<演奏>
ユージン・グーセンス指揮
ロンドン交響楽団
<曲目>
Side A | |
1、ストラヴィンスキー:バレエ音楽《春の祭典》 | |
第1部 大地の礼賛 | |
・序奏 | |
・春のきざし(乙女達の踊り) | |
・誘拐 | |
・春の輪舞 | |
・敵の部族の遊戯 | |
・長老の行進 | |
・長老の大地への口づけ | |
・大地の踊り | |
Side B | |
第2部 生贄の儀式 | |
・序奏 | |
・乙女の神秘的な踊り | |
・選ばれし生贄への賛美 | |
・祖先の召還 | |
・祖先の儀式 | |
・生贄の踊り(選ばれし生贄の乙女) |
♪ グーセンスは、1921年に《春の祭典》の初演をイギリスで行った指揮者としても有名です。グーセンスとロンドン交響楽団の演奏は物凄いエネルギーに満ちた名録音として知られています。しかし一時期発売されたCDではいい加減なマスタリングや、原音加工により酷い状態で販売されていたこともあります。
今回Analogue Productionsが復刻したレコードは、オリジナル音源の素晴らしさを実感できます。
音の鮮度の高さ、情報量の多さ、分離、音場感の明快さに驚かせられます。
これがEverest本来の音質です。