Classical Records
これから入荷する主なレコード
4月以降の新入荷・再入荷予定です。
お勧め出来るレコードが入荷しました。
Interpreti Veneziani:Vivaldi in London
ヴィヴァルディ、タルティーニ、コレッリの協奏曲などをダイレクト・カッティングによる素晴らしい音質で聞かせてくれた《ヴィヴァルディ・イン・ベニス》の次作と言える《ヴィヴァルディ・イン・ロンドン》が同じくChasing the Dragonのダイレクト・カッティングにて7年振りに新発売されました。
ご存知のようにダイレクト・カッティングの威力は絶大ですが、非常に手間と時間とコストが掛かります。価格は高額ですが、十分ご満足頂ける内容だと思います。
人気は絶大で、入荷してもすぐに売れてしまいます。
Stefan Skold:Mozart Requiem
カンターテドミノのpropriusが録音したモーツァルト:レクイエムの名録音が2xHDにより復刻されました。 カンターテドミノの録音から3年後にストックホルム、聖ヤコブ教会にてステファン・ショルド指揮/ストックホルム音楽院管弦楽団の演奏、カンターテドミノの録音エンジニアのベルティル・アルヴィングにより録音され、 発売当時からクラシック音楽の最高傑作のひとつとして知られていましたが、proprius以外でのレコード化はありませんでした。 2xHDは多くの名盤を複させてきましたが、レコードによってはオリジナルに勝ると言われるほどの復刻技術を持っています。
Debbie Wiseman:Espana: A Tribute To Spain
ダイレクト・カッティングによる瑞々しい音には定評があります。 『ア・トリビュート・トゥ・スペイン』は、素晴らしい音質と演奏でChasing the Dragonの存在を一躍全世界のレコードマニアに知らしめた超・高音質盤です。 レコード収録の理想型とも言えるダイレクト・カッティングはラッカー盤に直接収録音を刻むため、編集作業は出来ません。このために取り直しを3回も行いようやく満足のいく演奏・録音がダイレクト・カッティングされレコードとなりました。 お客様からの入荷予約で、入荷時には完売となってしまう超人気盤です。
Giuliano Carmignola:Four Seasons
ジュリアーノ・カルミニョーラが、古楽器グループ『ソナトーリ・デ・ラ・ジョイオーサ・マルカ』に参加し、10年にわたりバロック・バイオリン奏法を習得して、1992年にこの四季を録音しました。
この四季は今までのどの演奏より自由奔放な演奏と、驚異的な音質に驚かされ、バロック音楽と思えない明確で鋭角的なリズムはバロックでは無くロックだと言われたほどです。 もともと録音評判も良かったレコードでしたが、プレス時に行う3行程のうち、音質に大きな影響のある2行程を省き1行程としています。
The Unreleased And Rare Recordings
ヨハンナ・マルツィの類まれな才能を証明する1955年から1965年までの未発表スタジオ録音とコンサート録音を、The Lost Recordingsが復刻しました。
モーツァルトでは、あらゆる虚飾を排し、作品の内面に入り込み、ラヴェルでは生き生きとしたリズム感と輝く音色で奏でています。
1979年、マルツィが亡くなったことを知ったグレン・グールドは、『同時代の偉大なヴァイオリニストの中で最も過小評価されているアーティストだった』と語ったそうです。録音はマルツィの音色をくまなく捉え、活き活きと伝えてくれます。
Ernest Ansermet:The Royal Ballet
歴史的名盤がAnalogue ProductionsとQuality Record Pressingsの復刻盤。
1曲目のチャイコフスキー:くるみ割り人形の行進曲が始まった途端、鳥肌が立ちました。それ程素晴らしい演奏、そして録音です。とても半世紀以上も前に録音されたとは思えません。レコードはこんな良い音なのです! レコードマニアの方には絶対に持っていて頂きたいレコードです。
復刻されてから時間が経ち現在では新品盤の入手は益々大変になって来ました。
ジャケットに付属の絵本も素晴らしい内容です。
Salvatore Accardo:Paganini Diabolus in Musica
パガニーニの演奏で世界的な名声を得ているサルヴァトーレ・アッカルドとシャルル・デュトワ指揮/ロンドンフィルハーモニーによるパガニーニの作品集です。
アッカルドの明るく澄んだ音色と美しく華麗で、歌うようなフレージングの魅力によりパガニーニの作品をより引き立ててます。
このような素晴らしい演奏ですが、それ以上に録音の素晴らしさでも定評がありました。 clearaudio、そして本家本元のDeutsche Grammophonから約10年ぶりに33rpm、45rpmの両方で復刻されます。
Ruggiero Ricci:Tchaikovsky/Dvořák Violin Concerto
ルッジェーロ・リッチが、無類のテクニックと甘美なメロディーでチャイコフスキーとドヴォルザークを弾き分けています。
リッチ43歳の絶頂期の録音で、リッチの技術的な安定感が、かつてないほどに衝撃的です。チャイコフスキー、ドヴォルザークのどちらの協奏曲も透明で繊細に演奏されシルクのような多彩な音色が響きます。
マルコム・サージェント指揮のロンドン交響楽団とも息がピッタリです。
また、録音を行ったロンドンDECCAの見事な録録も光ります。
Viktoria Mullova:Mendelssohn Violin Concerto
ムローヴァの名盤が高音質盤で初登場。 メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲ホ短調は多くの名演・名録音が溢れていますが、ムローヴァの演奏は、マリナーとアカデミー室内管弦楽団の素晴らしい伴奏も加わり極めて魅力的です。 美しいメロディーを極めて自然こなし、瞬間的なテヌートも魅惑的です。緩徐楽章のフレーズも非常に美しく表現し、演奏には大きな暖かさと新鮮さがあります。 録音もフィリップスの傑作の1つであり、バランスが自然です。ソロの音色は、マイクが近すぎるという印象も無く常に豊かで美しく、存在感を欠くことはありません。絶対のお勧め盤です。
Mstislav Rostropovich:Arpeggione Sonate
カザルスと列んで20世紀におけるチェロの巨人ムスティスラフ・ロストロポーヴィチと、ピアニストとして伴奏を行っているブリテンは作曲だけでなく、ピアニストそして指揮者としても卓越した才能を発揮しています。 このアルバムは、「アルペジオーネソナタ」の名演・名盤そして名録音盤として知られていましたが、AnalogPhonicにて復刻されました。
アナログ全盛期の英デッカの生々しいサウンドによってロストロポーヴィチの強烈な演奏を余すところなく捉えているという点でも特筆すべき価値を持っています。
Trio Mediæval:YULE
『YULE』は、北欧のクリスマスを祝う「現代」のアルバムとして作られました。 「静かな教会の祈り」のクリスマスと、キリスト教以前の「光を願う」行事としてのクリスマスを見事に融合させました。
トリオ・メディイーヴァルの美しい歌声にトランペットとオルガン、ベースにパーカッションが加わり、ホフ・アンサンブルの『静かな冬の夜』を思い起こします。
オリジナルの録音はDXD (24bit/352.8kHz) の超高音質マスターから2L初の45rpmレコードとなりました。美しい歌声と脅威の低音に驚きました。
Anthony Inglis:Rimsky-Korsakov Scheherazade
Chasing the Dragon久々のオーケストラ録音です。 指揮者のアンソニー・イングリスは、ベルナルト・ハイティンクの助手からイギリス内外の客演を重ね、1987年からロンドンのナショナル交響楽団の音楽監督を務めています。
サンプル音源では、広大なオーケストラの音場空間を上手くとらえ、クリアな音質で有りながらもヴァイオリンのソロなどは甘く、時に強く、そして適度な残響と共にコントラバス、チューバ等の重低音も魅力的に聴こえます。
レンジが広く、クレッシェンドから最強奏のトゥッティで気持ちまでスッキリ。
Frans Brüggen:Mozart Requiem
ブリュッヘン没後10周年を記念し発売されたモーツァルトレクイエムです。
1998年3月9日、48回目のツアーのためにアムステルダムではなく東京に集まった18世紀オーケストラのメンバーたち。
オランダ室内合唱団、4人のソリストたち、グレゴリオ聖歌の権威ユーヘイン・リヴェン・ダベラルド、そしてブリュッヘンが用意したプログラムはモーツァルトの「レクイエム」でした。 その伝説的な日本ツアーの最終公演、1998年3月20日に東京芸術劇場行われた奇跡のライヴ録音が初めてレコード化されました。
Nathan Ben-Yehuda & Astral Mixtape:The Power of the Keyboard
ネイサン・ベン = イェフダは、クラシック・ピアニストのみならず古典音楽を再創造し、生まれ変わらせる革新的なアストラル・ミックステープのメンバーとしても活動しています。A面のハイドンは、ピアノ録音の中でも傑出した美しさを誇り、エレガントで魅了する演奏から、自然に現代のオーストラリア人作曲家ピーター・スカルソープによる「ノクターナル」へと繫がります。
B面では、現代のピアノ四重奏とも言える新たな発見をさせてくれます。
ピアノの音質、残響、ダイナミックレンジなど素晴らしいレコードです。
Angela Gheorghiu:Puccini Song Book
5度のグラモフォン賞授賞など数々の栄誉に輝く、ルーマニア出身のソプラノ歌手アンジェラ・ゲオルギューが、歌曲伴奏の世界的名手ヴィンチェンツォ・スカレーラのピアノで、2024年に没後100周年を迎えるジャコモ・プッチーニの歌曲とオペラ・アリアを歌いました。
プッチーニの名歌手として知られ、ゲオルギューが生涯を通じて深く感謝してきたというプッチーニへの愛情深きオマージュ・アルバムです。また、最近再発見されたアリア『メランコニア(憂鬱)』の世界初録音も収録しています。
Tiffany Poon:Diaries Schumann
8歳でジュリアード音楽院のプレカレッジに入学し、10歳でソロデビューを成功させたティファニー・プーン。
世界各地のコンサートツアーで成功を収め、現在はソロ活動を中心に室内楽にも積極的に取り組んでおり、この録音は2022年8月にドイツで収録されました。
シューマンが作曲した時期と同じ20代後半のプーンが奏でる等身大のシューマンは、とても初めてのアルバムとは思えないほど、堂々とした演奏で、最新のPENTATONEは、彼女のピアノを美しく豊かで滑らか、余韻豊に収録しています。
Berliner Philharmoniker:Mahler Complete Symphonies
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とハーディング、ネルソンス、ドゥダメル、ネゼ=セガン、ペトレンコ、ラトル、ハイティンク、アバドの8人の指揮者によるマーラーの交響曲 全集が豪華17枚組特大ボックスセットとなりました。
これまでBerliner Philharmoniker Recordings独自の規格で、ダイレクト・カッティング等にも挑戦した中で、確実に指揮者とベルリン・フィルとホールの特性を把握して完成したレコードです。録音年代に違いはありますが、いづれも瑞々しく、マーラー、そしてオーケストラの魅力を堪能できるお勧めのレコードです。
Charles Munch:Saint-Saens Symphony No. 3
一斉を風靡したRCAのLiving Stereo Seriesのクラシック・レコードは最高峰と呼べる最高品質のオーケストラ演奏とサウンドの金字塔です!
アメリカのオーケストラの中でもモントゥー、ミンシュとフランス人の常任指揮者を迎えていたボストン交響楽団とミンシュの魅力が最も生かされた1枚だと思います。 また演奏・録音が際立っていてSACD、ハイレゾなど高音質メデイアでも販売されています。レコードは、Analogue Productionsの復刻により半世紀前のものとは思えない素晴らしい音質で、この《オルガン付き》の代表盤として知らしめています。
小澤 征爾:Berlioz Symphonie fantastique
1973年にボストン交響楽団の音楽監督就任直後の録音で、若さ漲る明快な指揮でボストン交響楽団の持てる能力全てを引き出しモントゥー、ミンシュの残したフランスの色彩も感じさせてくれる幻想交響曲の名盤です。
50年も前の録音ですが、Deutsche Grammophonからオーディオ・ファンのための新しいLPシリーズ エミール・ベルリナー・スタジオが、最先端のピュア・アナログ技術を駆使して、オリジナルの1/2インチ4トラック・テープから伝説的な名盤をリマスターした《オリジナル・ソース・シリーズ》 第3弾です。
Mariss Jansons:Mahler Symphony No.1
マリス・ヤンソンス&コンセルトヘボウによるマーラー交響曲第1番『巨人』です。
ロイヤル・コンセルトヘボウの奏でるマーラーの響きは独特のものがあります。
艶やかな中にもくすみを持ったビロードのような光を放つ弦楽器、いぶし銀ではなく黄金に輝くブラスは、マーラー自身がしばしば指揮を行い、その後も弟子のオットー・クレンペラーが引き継ぎ、2004年に主席指揮者となったヤンソンスが、ロイヤル・コンセルトヘボウ独特の響きを引き継いだ素晴らしいライヴ録音です。
Karl Bohm:Beethoven Symphony No.6
《田園》の定番と言っても過言ではない演奏、録音共に素晴らしいレコードで、1970年〜1972年にベームとウィーンフィルが2年半をかけて完成させたベートーベン交響曲全集の中でも最も愛聴され続けているレコードの1枚です。
クラシック・レコードでは珍しく現在3社より復刻されています。
全て33rpmですが、それぞれリマスターやプレス会社やに違いがあります。
異なるメーカー同じ演奏がレコード化される事はまれで、それだけリスナーからの需要がある名盤と言う事です。ウィーンフィルの弦と木管の美しさは格別です。
Herbert von Karajan:R.Strauss Also sprach Zarathustra
交響詩の名曲、R.シュトラウスの『ツァラトストラ』『ドンファン』『死と変容』をカラヤン指揮ウィーンフィルがDECCAに録音したの名演の名録音盤です。
この優秀音源は、CD・ハイレゾ配信・ESOTERICのSA-CDと多くの高音質メディアに変換されました。この優秀音源をPro-ject Audioが高音質レコード化しました。
1面の集録時間を20分程度にした余裕のカッティングでウィーンフィルのしなやかでダイナミックレンジの広いレコードになっています。
Mischa Maisky:Arpeggione Sonate
シューベルトがチェロに似た楽器のアルペジオーネのために作曲した高度なテクニックが要求されルト共に、抒情的な美しさを湛えた作品です。
アルペジオーネは、形こそチェロに似ていますが、6弦あり、あんまた、ギターのようなフレットもあります。6弦にためチェロに比べ音域が広いためチェロで演奏すると難曲となってしまいます。
マイスキーはこの難曲を全く意識させずにアルゲリッチと共に朗々とメロディーを奏でます。 PHILIPSオリジナルの録音の良さが出ている名録音でもあります。
Kyung Wha Chung:Souvenir
チョン・キョンファのEMI時代の代表盤ともいえる名曲集『Souvenir』(想い出)が LP となって再発売されました。
先の『愛の喜び』の録音から13年、ますます円熟味の増した演奏で、キョンファのたぐいまれなる集中力と気迫に満ちた演奏にも関わらず、魅力的な音色の演奏を楽しめます。 音質的にも余裕のある2枚組で、やはり弦の良さが出ていてCDより艶やかで伸び伸びとした音色は勝っていると思います。「愛の喜び」をお持ちの方には絶対にお勧めのレコードです。音の良さは圧倒的です。
Raphaël Pichon:Mozart Requiem
モーツァルト レクイエムは通常であれば入祭唱からレクイエム本編に入りますが、ピション盤では冒頭、ボーイソプラノの清廉な歌声による聖歌で始まります。
harmonia mundiで、こんなに力強い録音は多くないと思います。
通常の同レクイエムに比べ2枚組と余裕のあるカッティングのおかげも有り、怒りの日(ディエス・イレ)にはびっくりしました。 聞き慣れたレクイエムとは異なりますが、それ以上にこれだけ激しいモーツァルトのレクイエムも初めて聴きました。
Kyung Wha Chung:Con Amore
当時37歳のキョン・ファが弾くヴァイオリン小品集です。
ヴァイオリンとピアノの距離感も良く、17曲の名曲にゆったりと浸れます。
時には強く時には優しいヴァイオリンの音色はDDDのCDとは異なりアナログの良さが十分に出ているレコードだと思います。
プレス切れが多くなかなか入荷しなかったレコードです。まだ入手されていない方はお早めにご購入ください。お勧め盤です。 6年〜7年振りの再プレスです。お持ちで無い方には絶対のお勧め盤です。音質・盤質は特に素晴らしいと思います。
高音質 Chasing the Dragonのクラシック ダイレクト・カッティング盤
レコード録音の究極の形と言われる《ダイレクト・カッティング》盤、それはジンプル・イズ・ベストをそのまま行うことで、デジタルなどへの変換を行わず、マイクからの信号を直接レコード盤面に刻み込みます。
しかし、演奏者への負担は大きく、ミスがあっても編集作業による修正は出来ないので、やり直しとなります。
当然制作費は通常のレコードより高くなり販売価格にも反映されてしまいますが、この音の魅力を知ってしまうと抜け出せません。
当然ですが、再生する装置、特にプレーヤー回りには細心の注意が必要となります。
上記4タイトルは、新たにダイレクト・カッティングにより生まれた最新のアナログ・レコードですが、なかなか入手しない希少盤です。お取り寄せ出来ます。