It's four in the morning, the end of December
I'm writing you now just to see if you're any better
New york is cold, but I like where I'm living
There's music on clinton street all through the evening.
12月の終わり、午前 4時
君に無性に会いたくて、いま手紙を書いている。
ニューヨークは寒いけど、ここでの暮らしは気に入っている。
クリントン通りからは一晩中音が聴こえてくる。
レナード・コーエン 1971年発売のアルバム= Songs of Love and Hate のB面 2曲目に入っていた:フェイマス・ブルー・レインコートは大好きな曲で良く聴いていました。
それから10数年後、オーディオメーカーに勤めていた頃にレナード・コーエンの歌とは別の魅力あるフェイマス・ブルー・レインコートをオーディオ評論家の傅 伸幸さんのお宅で当時使われていたアポジーから聴かせて頂きました。音の素晴らしさに加え歌の上手さに惚れ惚れしてしまいました。
そんな私を見て傅 さんは1枚差し上げますよと、まだ日本では発売されていないそのCDを頂きました。
それからは毎日のようにジェニファー・ウォーンズを聴いていました。
先々週、新たなフェイマス・ブルー・レインコートを聴きました。
ドナ・ドナや朝日のあたる家などフォーク歌手として一世を風靡したジョーン・バエズのアルバム ダイヤモンド・アンド・ラスト・イン・ザ・ブルリング のA面 4曲目に入っていました。
流石に歌は上手いです。
1989年スペインの闘牛場でのライブレコーディングなのですが、音質も良くアルバムの出来として満点に近い出来ではないでしょうか。
今の私には、ジェニファー・ウォーンズのフェイマス・ブルー・レインコートよりジョーン・バエズのフェイマス・ブルー・レインコートの方に魅力を感じてしまいます。
ライブでこれだけ歌える人は少ないでしょう。また、ジェニファー・ウォーンズとは違った意味で、オーディオのチェックレコードとしても活躍してくれています。
よくぞ複刻してくれました。最近のAnalogue Productions のヴォーカルものから目が離せません。
ジョーン・バエズを知っている方も知らない方も、騙されたと思って一度お聴き下さい。