ALTEC A5 の515ウーファーを余裕を持ってドライブできる大出力のパワーアンプを探していた所、CROWN(AMCRON)のXLS 402(D)というアンプを見つけました。出力はBTL接続で8Ω 900Wのモノラルパワーアンプになり今まで使ったパワーアンプの中で最もハイパワーです。
丁度新しいモデルとの入れ替え時期だったようで2台で10万円少しで購入できました。
あまりにも安かったので2台購入し、L・RそれぞれBTLとして使うことにしました。
写真のようにシンプルでいかにも業務用という感じですが、大型のトロイダルトランスを使用して非常にシンプルな回路のようです。
入力はXLRのみで、ダンピングファクターは200以上となっています。
国内外でモデルチェンジをしながら10年近く販売されてきたパワーアンプなので安心感があります。
家庭用で使うには、強制冷却用のファンの音がうるさいと思います。
実際に使用して発熱が少ないことや全面パネルの半分以上がメッシュとなっていて風通しがよいことからファンの回転をセメント抵抗を入れて発熱に問題が無くうるさくない程度に落としました。
今まで使ったトランジスターのパワーアンプで、8Ω 250W以上のパワーアンプはMcIntosh MC-2300、MC2255、MC-2500、とMcIntoshばかりですがマルチアンプとしてALTEC用には使っていなかったので、単純な比較は出来ませんが、かなり良いパワーアンプです。
力感も十分で、スピード感もあります。どちらかと言えばジャズやポピュラー向きかと思っていましたが、クラシックも意外な程ふっくらとした柔らかな音も出してくれます。
再生している帯域が 〜 500Hzまでということもあるかも知れませんが、この組み合わせ実に気に入りました。
そこでついつい高域のホーンドライバー用のアンプも揃えてみたくなりました。
CROWN(AMCRON)のD-75AとD-45は以前から気になっていたのですぐに決めました。
Dシリーズは、音質を最優先した小出力アンプですが、簡単にBTL接続が出来、パワーを2倍に出来ます。
そこで、D-75A 2台をBTL化して 110Wのモノラルパワーアンプとして左右の288ドライバー用として、500Hz 〜 を受け持たせました。実測でも16,000Hz辺りから徐々にレベルが下がってくるので、D-45 はステレオアンプのままで12.000Hzを改めて16.000Hz 〜 のELAC 4PI PLUS.2用としました。
これでA5 をドライブするアンプは全てCROWN(AMCRON)で統一されました。
5台のアンプの総額は、約30万円で、前に低音用に使っていた300Bのアンプ1台にも及びませんが・・・
アンプ名・出力 |
スピーカー | 受持ち帯域 |
CROWN D-45 ステレオ 25W |
ELAC 4PI PLUS.2 | 16,000Hz 〜 |
CROWN D-75A BTL モノラル 110W |
288 ドライバー |
500Hz 〜 16,000Hz |
CROWN XLS 402 BTL モノラル 900W | 515B ウーファー | 〜 500Hz |