お聴きになったレコードや演奏で、もっと前から聴いていたかった!
と思われるような体験はありませんか?
最近このレコードを聴き終わると、もっと前から知り、レコードだけでなく生の演奏会でも聴いてみたかった・・・ それは、ゲルハルト・ボッセ指揮 神戸市室内合奏団の演奏です。
ベートーベンやメンデルスゾーンの交響曲の演奏というと海外の有名交響楽団のイメージが先行し、ましてや日本の室内合奏団のしかもレコード盤となると聴かれる方は少ないと思います。
私もその一人でした。
神戸にお住まいのお客様から、2年前に亡くなられたゲルハルト・ボッセ指揮の演奏のことを教えて頂き、コウベレックスというレコーディング・CD/DVD制作等を中心に行っている会社からボッセ指揮 神戸市室内合奏団のレコードを販売している事を知り取り寄せました。
私のベートーベンやメンデルスゾーンの愛聴盤は、クライバー バイエルン国立管弦楽団/モントゥー ロンドン交響楽団/イッセルシュテット ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/ベーム ウィーン・フィルハーモニー/クレンペラー フィルハーモニア管弦楽団/アーノンクール ヨーロッパ室内管弦楽団などですが、あっという間にこれらのレコードの仲間入りをしました。
音楽の演奏を文章で表現することは難しく、ましてや私のような文才の無い人間が書くと誤解を呼びそうなので多くは書きませんが、私の愛聴盤の仲間入りしたことは間違いありません。
もう叶いませんが、やはりボッセ氏の指揮 神戸市室内合奏団の演奏を生で、しかも神戸文化 中ホールで聴いてみたかった!
レコードを聴き終えるとこのように思ってしまいます。
ほんの一端ですがご試聴してみてください。
製作・販売を行っているコウべレックスの方に、他のレコードリリースの予定を伺いましたが、現在のところ次のレコード制作の予定は無いとのことでした。
演奏は勿論ですが、素晴らしい録音、制作・製造(東洋化成プレス 180g 重量盤)販売まで行ったコウべレックスの快挙に心から拍手を送ります。