A7 でクラシックが聴けるようになったのですが、今度は最初から力強く豪快に鳴っていたジャズがダメになってしまいました。
お気に入りのジョン・コルトレーン『マイ・フェイバリット・シングス』は女性的でキレイになり過ぎ、ソプラノサックスといえどもコルトレーンの力強さが無くなってしまいました。
オヤジギャグ風に言うなら『マイ・フワリット・寝具ス』!
とにかく粗粗しさはないものの『借りてきた猫』のような大人しくてつかみ所のない音になってしまいました。
この状態で、dbxのチャンネルデバイダーの設定を1,2kHzから500Hzに変更すると、コルトレーンは息を吹き返して大柄な体で演奏を再開してくれました。荒々しい息づかいも復活です。
多少荒々しくてもやっぱりジャズはこうでなくちゃ! という音に戻りました。
チャンネルデバイダーのおかげでジャズを聴くときは500Hz、クラシックを聴くときは1.2kHzと都度切変えて聴けば良いのですが、聴く音楽によってチャンネルデバイダーを切替えるのは私の性格からして精神衛生上良くありません。
音楽を良い音で聴くために装置やらセッティングに凝ったりもしますが、一度セットしたら音楽のジャンルなど気にせずにゆっくり、じっくり聴きたいのです。
そこで、A7 のもう一つの推奨ポイント、500Hzと1,2kHzの中間にある800Hzを聴いてみることにしました。