昨年12月に、C&L Musicから5タイトルのレコードが発売され初回500枚のプレスはすぐに無くなり現在の再プレス分も殆ど完売状態の大好評です。
この中に、PHILIPSの『シューベルト アルペジオーネ ソナタ』マイスキー&アルゲリッチと、『J.S.バッハ、バルトーク、パガニーニー無伴奏ヴァイオリン作品集』ムローヴァがあり、発売される際、レコード告知用に使用するジャケット写真が実際のジャケットと変わる可能性がありますとの連絡をもらっていました。
変わる理由はジャケット写真を見てわかりました。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、1998年にフィリップスはユニバーサルミュージックに統合され、後にフィリップスのクラシック部門がデッカミュージックの傘下に入り、2009年からクラッシックのフィリップス原盤でのPHILIPSのロゴの使用は禁止され全てDECCAに変更する。と言う事を以前発売されたCDを見ていたので知っていたからです。
左は同じアルペジオーネ ソナタのCDジャケットで、レコードと比べると何とも中途半端で物足らなく見えますが、同じようにPHILIPSのロゴは消えDECCAに変わっています。
DECCA自体は歴史もあり素晴らしい音源を数多く持っていますが、PHILIPSにも個人的には好きなレコードが沢山ありロゴには愛着もあります。
時の流れで仕方が無いのかも知れませんが、PHILIPSが消えてしまうのが残念ですね。
それから面白いことが。
レコードの帯は日本独特の物で海外盤ではほとんど見られませんが、このC&L Musicの5タイトルには白帯が付いています。
予約、または発売されて間もなく買われた方(初回入荷分)のレコード帯と年が明けて1月下旬以降に再プレスされて入荷したレコード帯は違います。
写真ではハッキリしないかも知れませんが、初回入荷分はタイトルや演奏者名は英語ですが、曲目はハングルで書かれています。再プレス分からはすべて英語です。既に購入された方はご確認ください。