そもそもクラシックが上手く再生できるスピーカーとは?
と質問したらオーディオ・音楽好きの方の多く方から『タンノイ』と言う答えが返ってくると思います。
でも何故、タンノイはクラシックを上手く再生できるのに何でアルテック A7は・・・
と考えながら悶々とした日がしばらく続いていました。
確かに弦楽四重奏などは、奏でると言うより擦れる、響くと言うより鳴るという感じです。
そんな時に思いついたのがスピーカーのクロスオーバーの違いでした。タンノイもアルテックもユニットやエンクロージャー、方式の違いはあっても2Wayスピーカーです。
つまり、低音用スピーカーと高音用スピーカーはそれぞれ得意な音楽帯域を喧嘩することなく受け持って再生しています。
私のアルテック A7は、低音用スピーカー、高音用スピーカーの受け持っている音楽帯域(クロスオーバー周波数)が500Hzと低いためにクラシックを上手く再生できないのでは?
販売されているスピーカー(スピーカーシステム)は、スピーカー自体の特性(性能)や組み合わせるエンクロージャー(スピーカーボックス)によって低音用と高音用の最も良い境目、(クロスオーバー周波数)を決めます。
その境目を中心にしてそれぞれのスピーカーが相手の音を邪魔しないようにお互いの音量をデクレッシェンドしていきます。
タンノイの殆どのシステムはクロスオーバー周波数が1.100Hz(1.1kHz)に設定され、私のアルテック A7 の500Hzとは異なります。
しかし、同じA7 でも機種によっては、クロスオーバー周波数が、800Hz、1,200Hzの物もあり、500Hzと800Hz、1,200Hzでは高域のホーンの大きさが異なるもののそれ以外のスピーカーは同様です。
何とか私のA7 のクロスオーバー周波数をタンノイの1,100Hzに近い 1,200Hzに変えられないものだろうか?