1月になると必ず思い出すことがあります。
もう10年も経ってしまいましたが、長年欲しかったALTEC A7が12月30日の夜に届き、元旦から3日まで音楽を聴きまくった事です。
高校時代に初めて見た時、いかにも無骨でプロ用スピーカーという形に圧倒されて憧れていたスピーカーを30年かけて入手出来たのですから本当に嬉しかったです。
しかし、頭の中では問題のない大きさだった A7も9畳程度の部屋に置くと大きくそして上手く再生するにはかなり無理があることに気づきました。
遠くで見ている分には目立たないものでも近くで見ると・・・
と同じ事が音にも言えそうです。
広い部屋で空間を空けて聴けば目立たなくても、狭い部屋で向き合って聴けばアラも目立つと言うことです。
雑誌や、オーディオ仲間からも「JBLならクラシックも聴けるがアルテックでは無理だ」等と言われていましたが、昔ジャズ喫茶で聴いた明るく、迫力があり実体感のある音でクラシックを聴いてみたいと思っていました。
しかし、
実際にはジャズやポップスは良いにしても、クラシックの弦楽器は300Bの真空管アンプで再生しても評判通り思う音が出てくれませんでした。
その時、「アルテックでクラシックを聴くぞ!」と心の中で決め、クラシック音楽が快く再生できるようチャレンジしていくことに決めたのです。