30年位前、まだレコード会社に勤めていた頃に当時の先輩が、『ジュリー・ロンドン好きなんでしょ! これあげるよ!』と言ってくれたのがこのピクチャーレコードでした。
20代後半の私は何とも色っぽく魅力的なジュリー・ロンドンにすっかり参っていて、リバティー(当時はキングレコード)から発売された国内盤を買い漁っていました。そんな時に貰ったので本当に嬉しかった・・・。
このレコードが切っ掛けで益々ジュリー・ロンドン熱が上がってしまったことは言うまでもありません。気が付けば輸入盤も含め19枚のアルバムが揃っていました。
中でも一番気に入っていたアルバムは、『アラウンド・ミッドナイト』です。もともとジュリー・ロンドンは夜のイメージがあると思いますが、このレコードは選曲やアレンジからも正に夜がピッタリのアルバムでした。
ピクチャーレコードとは縁がなく殆ど持っていませんが、このレコード一度も聴いていません。
何故って、針でジュリー・ロンドンの顔を削ってしまうのは勿体ないし、盤面と接触無しのレーザーターンテーブルはピクチャーレコードを再生出来ないし・・・でも、A面は彼女の代表曲の『クライ・ミー・ア・リバー』なのです。
勿体なくて再生できなんて罪なレコードです。